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天気についての知識

良く入門書には観天望気として、いろいろな雲のカタチがのっていて、 この雲は晴れ、この雲は雨、なんて書いてありますが…

僕は、こんなの全然知りません。鈍色の雲がかかってきたら雨が降り そうだな、くらいはわかりますが、雲のカタチ見て天気なんか当てら れません。それでもなんとか山をやってます。

ウヘエこんなの覚えなきゃいけないんだと思った方、安心してくださ い。自分で雲のカタチを見るよりも、多分天気予報の方が正確です。

ただ、知っておいて欲しいのは、天気予報はあくまでも下界のもの。 山間部の予報でも、山の上ではなくて、登山口の手前の集落がある あたりのものを示しています。ですから、山の上では天気予報と違 う天気になることもないことはありません。とはいえ、山の上と下 界でまるっきり違う天気になることはそうそうあるものではないの で、天気に関しては、

「観天望気を覚えるよりも、山へ行く前の日の天気予報を信頼すべし」

と思います。ですから、山へ行く前には天気予報を良くチェックし てから出かけるといいと思います

ちなみにですが、冬の厳しい山へ登ろうという場合は、天気予報だ けでは問題がある場合もあります。そういう場合には観天望気では なく、ラジオの気象通報を聞いて天気図を書くのが普通です。でも 最近は携帯電話のIモードで天気図が見られるからそれで済ましちゃ う、とかいう話もありますね。

勿論、予報が晴れだとしても、雨具は持って行ってください。


増水に注意
特に沢筋を通るルートや、沢を横切るようなルートでは雨の日の河 川の増水に注意が必要です。とくに登山の対象となるような上流域 では思いもよらぬスピードで増水することがあります。普段は何の 危険もない沢の渡渉が、雨が降っているときや降った直後では人を のみこむほどの濁流に変化することもあります。
こうなったときは絶対に無理に川へつっこんではいけません。登り なら諦めてひき返しましょう。下りで、そこを渡らなければ帰れな いときは、諦めて水がひくのを待つのが一番安全でしょう(そういっ た事態がおきた場合に備えて一晩もちこたえられるだけの装備を必 ずザックに入れておけ、ということなのです)

腰上まである水の渡渉は、道具なしでは基本的に無理と考えてくだ さい。ロープで確保したり、もしくは数人で肩を組んで流されない ようにして歩くか、それでも渡るのに危険が伴う場合もあります。
また、状況によっては鉄砲水の危険もあるので、雨の日には基本的 に沢筋には近寄らないのが安全と思います。

雨の日は滑る
ハイ、雨の日は登山道がよく滑ります。とくに、濡れた岩や木の根 は要注意で、晴れている日なら格好の足がかりになる木の根に、足 を置いた瞬間足をもっていかれてしまう、なんてことも考えられま す。
雨の日は登らないよ、というのは勿体ない話ですが、やはり登山道 は晴れの日より危なくなっていますから、1ランク難易度を落とし た山へ行くとか、晴れの日よりは余裕をもった山行を心がけるよう にすると良いでしょう。

ガスに巻かれたら
下界ではあまりガス(霧)に巻かれることはあまりありませんが、 山の上ではよくガスが出ることがあります。雨の日もそうですが、 曇りの日でも雲の中に入るとガスで視界がさえぎられることがあ ります。
ガスが出ているときは、遠くの目標や、場合によっては道標を見 落としてしまうようなこともあります。
遠くの目標物が見えないときは、特に分岐などではコンパスで方 角を確認して進みます。
特に森林限界をこえた上の岩がガレているところや、広い草地に なっているようなところ、あと、雪渓は最悪です。道を間違える 可能性があるほどガスが出ているときは、動かずに霧が晴れるの を待つのが賢明でしょう。
山の上の雷は怖い
山の上の雷ほど怖いものはありません。下界の雷と違って、雷雲 の中につっこんでいるような状態ですから、上だけではなく下か らも横からも雷が襲ってきます。
で、雷がきた場合ですけど、多くの入門書には、雷の避け方とし て、だいたいこんなことが書いてあると思います。
1)姿勢を低くしてやりすごす。傘をさしたりするのは危険
2)高い立ち木のすぐそばは危険(立ち木に落ちた雷が空中を伝 わって人体に到達することがある)立ち木から3mくらい離れた ところが比較的安全
3)身に着けている金属をはずすのは無駄。少しでも低い所に隠れる
…では、本当にこんなことで回避できるのかというと、はっきり いって山の上の雷はそんなに甘いものではありません。この3点 については確かに誤りではなく、稜線上で雷に巻き込まれた場合 こういった逃げ方をすべき、というのは、考え方は正しいのです が、これで完全かというと全然そんなことはないと思います。雷 の中に入ったら本当に生きた心地はしません。ですから、「雷が きたらどうするか」、ではなく、「雷には近寄らない」ようにす るのが安全だと思います。

雷の発生には、大きくわけると、前線の影響によるものと、地面 が熱せらえてできた積乱雲によるもの、それから、これらの複合 されたものの3種類があります。
前線が出張ってきて雷が発生しやすくなってきたときには「雷注 意報」というのが出ます。積乱雲によるものはあまり注意報はで ないと思うのですが、これは夏場の晴れた日の午後になるとやっ てくる、という法則があります。
したがって、これらの雷に近寄らないようにするには、1つには 雷注意報が出ているときには、慎重に行動するようにしたい。そ れから、夏はとくに、「早出早着」を心がけるようにするのが安 全でしょう。日の出とともに(場合によっては日の出前に)行動 を開始して、(その日の天気の具合にもよりますが)午後2時頃 までに小屋に入るか下山するようなスケジュールででかけると良 いでしょう。

(2015.5.7 13:39)(by script)




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