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マウンテンタイムに関する考察


山には、サマータイムならぬ、マウンテンタイム、というものがあります。細かい部分は追って見ていきますが、山上では概ね下界よりも2〜3時間早いスケジュールで1日が動いていきます。と、いいますか、山上のスケジュールの方が本来であって、下界の時間の動き方の方がおかしいのですが、ただ、僕は山時間、というものを尊重すべきだとは、全く思っていません。それどころか、(他人の迷惑にならない限り)勝手にやれ、といいますか、僕自身かなり勝手にやっています。ただ、やっぱりこういう時間が生まれた経緯には、それなりの根拠があるので、この「時間」というものに関して、いくつかの考察をしてみたいと思います。

(夕立ち)

夏の高山、というのは、日が出ると空気中の水分が蒸発しまして、10時頃を過ぎますと霧がかかってきます。で、この霧が上昇すると雷雲となりまして、3時位に(ときに雷を伴った)降雨がある、というのが普通の天気です。行動中の雨、こと降雨は、やっぱり普通の人はイヤなものですから、できるだけ降雨のない時間に行動を終了したい。としますと、午後2時位までにおよそ6時間歩けるよう出発。となると、やっぱり朝7〜8時には出発する、ということになります。

(山頂)

通常、とくに日帰り登山というのは、朝山麓を出発して、普通は沢か、見通しのない尾根をつめて、3時間内外の時間を費やして稜線に出るわけですが、天気がいい日というのは、大抵10時頃から霧がかかってきます。山というのは、要するに10時までが勝負なんですね。で、およそ10時内外には、山頂、はともかくとして、稜線に出る位の出発のほうが、展望が望める可能性が高い。朝は晴れてたのに・・・なんていうことが、往々にしてあったりするのが山なのです。

(安全性)

山の中では、日没後の行動は困難でして、たとえば足をひねったり、もしくは道に迷ったりしてタイムロスをした場合でも、時間的余裕があればその日のうちに下山できるわけです。たとえば、5時下山の予定ですと、日没まで1時間の余裕しかない。2時間道に迷ったら(2時間迷うというのは相当なことだが)もうアウトなわけです。これが、2時下山だったら、下り2時間の山の山頂付近で足をひねって歩行に3倍時間がかかったとしてもなんとかその日のうちに下山できる。だめでもその日に救助されるか翌日になるかで、ダメージ具合も違う。
もう1つ、特に単独行の場合、遅い時間に山に入って、最後尾で何かあったりすると後ろから誰もこないわけです。その日のうちに救助を頼めない。山域によっては、週に2〜3パーティ位しか入らない場所もありますよね。翌日が日曜ならともかくとして、平日になるとほとんど人も通らないような山ですと、次に人に出会うのは5日後かもしれません。そうなると、遭対2人で搬出できる事故でもヘリが飛んだりして。遭難したときの傷口を広げないための1つの手段として、後ろから誰かくるような状態で登っておきたい、というのがあります。

(2015.5.7 13:39)(by script)




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