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読図に関するヒント


さて、前回は尾根と沢のぶつかるところを見ました。今は断片的な地形に関するなりたち、といいますか、
地形のルールを見ていっています。地殻の変動と噴火と、あとは水の侵食でできる地形ですから、必ずといっていいほど一定の法則にのっとって地形はできています。その地形の法則を知っておけば、必ず読図の力になってくれることでしょう。


前回の最後で尾根に注目しましたが、次に見たいのは、尾根と沢のカンケイです。
尾根、というのは、沢より高い場所です。沢、というのは、尾根より低い場所です。

沢は、水が流れるところですから、必ずまっすぐ下がっています。水は登ったりはしま
せんので、沢が下っていたりすることはありえません。
尾根は、侵食されずに残ったところですが、尾根からはいくつもの支沢が発生しますか
ら、のぼったりくだったりしながら標高を下げ、最終的に沢と同じ高さとなります。

このことを図にしてみます。
ちょっとあんまり格好いい図ではないのですが、手書きですのでご容赦ください。
写真

沢と尾根は、必ず同じ高さからはじまります。沢は尾根より低いところですから、
上からみていくと、はじめに大きく標高を下げます。尾根は時々登ったりしながら、
最後に沢と標高を同じにして、川と平地、という関係になります。


さて、ここで最終的な結論は、尾根と沢との等高線の問題なのですが、先に登山道との関係をもう少し考えてみましょう。
沢沿いのルートとして有名なのは、北岳の大樺沢コースです。はじめ、二俣まではほとんど標高は稼ぎませんが、二俣を過ぎるととたんに急になります。沢で急になったところ、というのは、要するに尾根と合流しようとして、大きく標高を稼ぐ場所ですから、どんづまりのところです。間もなく尾根に出る場所です。

標高は次第に急になって、最後は八本歯のコルにぶつかります。沢のはじまりはコルである、という定説通りです。コルまで詰めたら、あとは尾根を通って山頂(というか、肩)へ向かいます。

さて、いよいよ本題です。ちょっと無理して書いたのがミエミエな地図ですが、
写真
谷筋、というのは、要するに先に標高が大きく下がりますから、最初に等高線の目が詰んだところがでてきます。尾根筋はまっすぐ順当に下がるので、目の詰んだところは少ないか、もしくは下の方に出てきます。

さて、このとき、山頂から尾根筋にルートがついています。山頂直下まで登ると、ほとんど尾根筋にいる、というのがわからないですよね。尾根筋にのっていて、即ち、左の沢がツメで標高を稼いできたり、尾根通しなのに尾根に乗っている感覚がなくなってきたら、いよいよ山頂間近、ということになります。

(2015.5.7 13:39)(by script)




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