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小屋泊にチャレンジ

というわけで、小屋を使ってみよう、のコラムです。

日帰りハイキングも楽しいけれど、小屋を使えばもっと 山の楽しさは広がります。一夜を過ごして、夕焼けや星 空を楽しんだり、同好の人と山話をしたりするのも楽し いですし、日帰りではいけなかった山にも行くことがで きます。

さて、僕自身はほとんど小屋は使ったことがなく、主に テント泊であることが多いので、あまり大したことは書 けませんが、まあただ小屋バイトの経験はありますので、 そんなことも踏まえながら少しだけ役に立ちそうなこと を書き連ねてみたいと思います。

まず、事前の準備を見てみましょう。

(1)予約・・・・

山小屋の場合、旅館ではないですので原則として予約 は必要ありません。但し、尾瀬や会津駒ヶ岳、塩見小 屋など完全予約制の小屋もありますので、こういった ところは事前に予約が必要です。
それ以外でも、富士山など人気の山域では予約をした ほうが安全ですし、一部の入山者の少ない山域ではハ イシーズンでも時期により営業していないことがあり ますので予約をしておいた方が安全です。
キャンセルの場合、必ず連絡すること。予定時間になっ ても到着しない場合、遭難したのではないか、と心配 される虞があります。

(2)食事・・・・

食事の出ない(=自炊)の山小屋もありますので食事 の用意ができるかどうかは事前に確認が必要です。
慣れないうちは食事の出る小屋を利用することがおす すめですが、一般には大したものは出てきませんので あまり期待しない方が安全です。

(3)風呂・・・・

風呂のある小屋は、一部の例外を除けばほとんどあり ません。風呂については諦めてください。
但し、中には温泉の出ている小屋もあります。

(4)個室・・・・

原則としては雑魚寝ですが、個室の用意してある小屋 もあります(一般に別料金)
個室希望の場合には、事前に予約しておくことが賢明 です。すいているときなら小屋は1人占めです。混ん でいるときは1畳あたり3人です。

(5)水・・・・

稜線上の水はきわめて貴重です。通常は1人1Lない し2L程度の水は小屋で分けてもらえます(大抵有料) が、丹沢など一部の山域では水は原則自前で用意、と なります。この場合、小屋に入るときには翌日分の水 も持っていないといけないわけですから、水が確保で きるのかどうか、心配な場合は確認が必要になります。 地図上に水場がかかれていても、季節によって涸れる 可能性や、状況が変わって水が出ていない場合も考え られますので、事前に確認しておく方が安全です。
沢筋の小屋なら大抵水は(事実上)無尽蔵ですし、無 料で入手できることが多いかと思います。

次に、当日・・・

(1)入る時間

山というのは下界よりも2〜3時間早い時間で回って いますので、小屋に入る時間もだいたい下界より2〜 3時間早い、と思えば間違いありません。
夕食はだいたい5〜6時頃、消灯は早い小屋で7時頃、 早い人は4時に起き出し、朝食は5時半頃からはじま ります。
従って、小屋に入る時間は、遅くとも4時。できるこ となら3時には入っておきたいものです。
これより遅くなりそうなら、パーティの中から足の速 いメンバーを2人位先発隊で出して、先に小屋に連絡 を入れる、といった配慮が必要です。もし5時頃の到 着なら小屋側は夕食の準備のやり直し、6時なら配置 が決まったふとんも全部敷きなおしになってしまうの です。

(2)小屋についたら

まず、入る前に尖りモノは外すこと。アイゼン、ストッ ク、ピッケルの類は装備したまま小屋に入ってはいけ ません。必ずこれらのものは外してもらって、小屋の設 備に穴をあけたりしないようにします。
大抵の小屋には土間があるので、雨具はここで脱ぎます。

でもって、一般的には宿泊者の名簿に名前を書いて、人 数分の上代を払えば受付はおしまいです。

(3)中に入ったら

中の方は青少年の研修施設の趣だと思ってもらえば間違 いないでしょう。通常は蚕棚もしくは床ないしは畳敷き、 といった感じです。

で、自分の場所が割り当てになったら、まずすることは、 ヘッドライトとトイレットペーパーを取り出す。一般的に トイレは小屋の外にあったりするので日没後トイレに行く のはライトがないと大変です。消灯後荷物の中からガサガ サ音を立ててライトを探すようでは周囲にも迷惑ですし、 自分も心苦しい。従って、明るいうちに荷物の中からライ トと紙を取り出しておこう。
あとは酒の類、おつまみ類、お菓子などやカメラが出るこ ともありますが、他のものが必要になることは、まずない と思いますので、翌日スムーズに出発できるようにできる 限り店は広げないようにするのがポイントです。

濡れ物は、ストーブないしは乾燥室があれば乾燥室が使え ますが、出発するときくれぐれも忘れていかないように・・・

食事はハイシーズンは交代制をとることが多いようです。 この場合は順番にお呼ばれされますので、その指示に従い ます。

(4)出発

一般的には朝食が終わったら、あとは勝手におでかけくだ さい、です。起床時間後の出発の場合は、特に注意するこ とはないのですが、乾燥室に物を忘れる方がおりますので 忘れ物は必ず確認してからおでかけください。

問題は起床時間前の出発でして、翌日の行程が長いなどで 超早立ちをする場合や、出発しないまでも小屋前で日の出 の写真を撮る、といった場合で他の人が寝ているところを 出て行く場合、
まず、ヘッドライトですが、絶対に他人の顔に向けないこ と。山上では全般的に眠りが浅くなりがちで、ちょっとし た光で目がさめてしまうことがあります。たとえば時計を 確認するのでライトをつけるのなら布団の中でやるとかす れば周りに迷惑がかかりません。ライトを額に装備するの は小屋を出てからです。
また、荷物は、早立ちの場合はすでに荷造りが完了してい るのが大前提ですが、あまりガサゴソせず、いったん荷物 を全部持って小屋の外へ出てから荷造りするようにします。 とくにビニール袋の音は最悪なので注意。
場合によっては、小屋の人に早立ちなので入り口付近を希 望、と言っておけば入り口付近をあてがってくれることも あります。


(5)その他

火気=食事やタバコについては、必ず小屋の指示に従って ください。火が出たら、水のない場所ですからあとは全焼 を待つだけ。実際になくなってしまった小屋もあります。

お風呂のある小屋でしたら、お風呂は使ってかまいません。 特にお風呂を使ったことにより環境に影響があるわけでは ありません。但し、石鹸やシャンプーの類は使えません。

  食事は極力残さないでください。残飯は焼却になりますが、 生ゴミは非常に燃えにくく、特に雨の日などは最悪の状況 になってしまいます。燃え残るとクマなどが寄ってきます ので具合が良くありません。また釜(=焼却炉)の温度を 下げますのでダイオキシンの発生が増えてしまいます。

(2015.5.7 13:39)(by script)




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