サイトマップ | 更新停止のご案内 | このサイトについて

   

車選びの雑学

ということで、山へ行くための車選び。結局は好きにすればいいわ けですし、車までかえよう、という人は多分もうそれなりに山に入 れ込んでいて、僕が何か語る必要もないと思いますが・・・僕の思う山ヤの車の条件。

(2008.11書きかけ)


●その買い替え、ちょっと待った


●クルマはみんな同じではないが、乗り比べてわからんなら僕は何も言わない


●どう少なく見積もっても、走る場所の99%は舗装道路。だから、高速道路の操縦安定性を中心に考える

登山向きの自動車というと、観念的にすぐ林道=SUV(昔はRVやクロカン4駆と言った、ジープ型多目的車のこと)を挙げたがる人が多いが、はっきりいって、林道なんかほとんど走らない。少なく見積もっても山行回数の8割は駐車場まで舗装された道路だし、そうでなかったとしても未舗装の林道なんか最後の末端の2キロとか3キロとかで、あとの往復500キロは舗装道路を走るわけだ。未舗装林道は2ヶ月に1回だが、高速道路は毎週走る。だから、登山用のクルマ選びは、林道はしんどくても通過できれば十分で、それよりもむしろ舗装道路、とくに高速道路でしっかり走ることを第一義として選びたい。あまり車高が高くなく、足回りやシートにお金がかかっている車が、多分登山用としてはベストだと僕は信じている。

●普通のクルマで走れない林道なんかほとんどない。

僕はまあ10年登山やってて、それも普通の車よりまだ車高の低い車で登山口までいっている。およそ日本中の有名山岳はくまなく登ったつもりだ。で、自分の車でこりゃダメだと思ったのは、1度か2度しかない。およそひどい道路の代表格みたいな、桜平も冬の美濃戸も、奥の駐車場に止まってるのは普通車の方が多いんだ。結局、登山口にとまっている車が真実なんだよ。普通車で山やってる人の方が多くて、それで致命的に不自由してるわけではない。だとすれば、林道を走るためだけにあらゆる性能を犠牲にするよりも、車両価格が安くて操安性がよくて、なおかつ燃費がいい車を選んだ方がいいと思わないか?
だいたい、登山向きの車という話になると、観念的にSUVを挙げる人が声が大きくて、で、その人が口に出すのは栗原川林道(皇海山登山口)なんだ。でもさ、栗原川林道の末端にとまってる車は普通車の方が多い。あそこは普通車で十分いける場所なんだよ運転が下手な人は別として。確かに栗原川林道くらい荒れてるとSUVがほしくなるが、でもその栗原川林道の末端に、10年で2回も3回も行く奇特な人はいないだろ。普通車で行く自信がなかったとしても、1度だけだったらレンタすればいいんだよ。あとなんか、クルマの通行が許可されている場所で、栗原川林道以上に荒れた林道を見つけるのは、僕は困難だと思いますけどね。
登山に、SUVが必要な 場面は、僕はほとんどないと思っています。いや、まったくない、とは言わない。確か にSUVの車高があれば楽な場面はそれなりにある。ただ、多分普通の人が普通の山に 登山にいって、99%は舗装道路の上を走るわけだ。日本の場合ほとんどの林道は舗装 されているし、舗装されていないところでもたいていはフラットである。そういうところは、たいてい普通の車高でも、な んとかなってしまう。 そうでないと ころは車をおいて歩いたほうがいい。他人のパジェロか何かに同乗させてもらって、たまさか林道を威勢良く走ってるのを見 て、次はうちもあれにしよう、という程度であれば、それはやめた方がいい。 その、本当に限られた場面を想定して、車両価格が高く、無駄に燃費が悪く、そして操 縦安定性のよくないSUVを選ぶのは、僕はやめた方がいいだろうと考えている。今は ちょうど高級SUVのブームで、あちこちから次々に出てくるけど、ほんとうに近くな い将来、そうさなあ、1度目の車検がくるあたりには、SUVなんかに乗ってるとバカ に見られる日が、やってくるのではないかと僕は思っている(僕はもう思ってるけどね)

●基本的にバスの代替と考えれば、そんなに走破性は必要ない

●あまり小さいのもなんだが、できるだけ燃費のいい車を選んでおいた方がいい

今、普通の人がクルマを1年間に走らせる距離は8000キロを切っているが、登山で毎週遠出するとなると、どう少なく見積もっても8000キロなんてことはありえなくて、住んでる場所によっては2万キロ位走るのも珍しい話ではないと思う。ということはだよ。燃費が同じなら普通の人の倍もお金を払って倍もガソリンを入れるってことなんだ。そう考えると、登山用のクルマは燃費がいいにこしたことはない。僕の身近にもパジェロのっててリッター6キロでとか見ててかわいそうな位辛い思いをしている人がいるが、必要がないのであれば重くて背が高いやつは避けた方がいいし、あんまり大きい車も避けておいた方が無難だと思う。あんまり小さくなると遠出するのにしんどくなるが、無駄に燃費が悪い車をえらぶと、今度はそれが山行の足枷になってしまう。その無駄の筆頭は、やっぱりSUVだと僕は思うわけさ。

●やっぱり、環境にやさしい車を選ぼう

●周りに車高の高い車に乗ってる人がいないか探してみる

●SUVを買うんでも、乗用車タイプのものにしとけ

SUVには車体の構造上乗用車タイプの車(エクストレイル、デュアリス、アウトランダーなど。RAV4,ヴァンガード、ハリアーとかムラーノ、レクサスRXもこっち)とトラックタイプ(ハイラックスサーフ、パジェロ、ランドクルーザー、エクスプローラー、レンジローバーなど)とがあるが、SUVを選ぶにしても、トラックタイプのものはなんとしても避けた方がいい。トラックタイプになると燃費や操縦安定性も一段と厳しいものになるし、ウィンチを使って巻き上げたりするのでなければ乗用車タイプで十分だ。まともな神経をしていれば対向車がくる林道でモノコックがゆがむほどスピード出したりはしない。ランクルとかパジェロとか、ひどいのになるとジムニーなんて言い出す人もいるけど、乗用車タイプのエクストレイルでは無理でトラックタイプのランクルとかパジェロとかでしか走れないところは、もう道とは呼べない。登山にきたんだろ。そんなひどい場所は普通に歩いたほうがいいんじゃないか?

んだから、パジェロとかランクルとか言い出す人の意見は、はっきりいって相手にしない方がいい。車のことなんか何にもわかっちゃいない。
パジェロもランクルもハイラックスサーフも、もうメインストリームを外れた、普通の人は買わない商品なんだ。

ちなみに、2008年11月現在、エクストレイル、デュアリス、アウトランダーの3車種についていえば、普通の乗用車とみておすすめできる。RAV4を買うという人が身近にいたら全力で止めるね。ハイラックスサーフとジムニーは、哀れみさえ感じる。ジムニー買うんだったらオフロードバイクの方がいいよ。バイクなら三つ峠は山頂までいけるし、雲取山もマムシ岩あたりまでバイクでいけるからね。

●あいのりするんなら、後席の居住性もよくチェックした方がいい

単独で山へ行く主義の人はおいといて、あいのりはするもんだと思うし、すべきだとも思ったりもする。2人だったら前席だからそんなに問題はおきないと思うが、3人以上だったら後席も使うわけだ。だが、後席の居住性は車によってぜんぜん違う。まあ、登山の人は安ければたいていのことは耐え忍ぶ傾向にはあるが、でも同じ値段で買えるんだったらいい方を選んだ方がいいのは間違いない。乗るのが子供ならある程度設計が雑でもなんとか座れてしまうが、大人が座るとなるとそれなりの大きさもいるし、緻密なパッケージングが必要になる。ちょっと座ってみただけでも、前席より高い位置に座ってるかとか、天井の高さは十分か、ちゃんと腰をサポートするか、ひざ前のスペースは十分か、5人目(後席中央)が座れるか、シートバックの角度は適切か、とか結構いろいろわかるもんだし、あと絶対にはずせないのは、実際に車を動かしてみて後席でどんなゆすられ方をするか。セダンでひどいのはあんまりないと思うが、プリウスの後席は大人は無理だし、ミニバンはろくでもないのばっかりだ。

ザックの大きさが日帰りだったら荷室は普通のセダン(やハッチバック)で十分だが、テント泊で4人(以上)のあいのりだったらワゴンがいい。ただ、これも1回限りとかだったら、わざわざ自分で買わなくてもほかに車を出してくれる人を探すなりレンタルしたりした方が結果的に安い。セダンと比較するとワゴンはリアサスが落ち着かないし、燃費もセダンの方が確実にいいから、特段の理由がないのであればセダンを選んだ方がいいのは言うまでもない。

●仮眠するのなら、あらかじめ仮眠のことは計算に入れて車を買ったほうがいい






●フルフラットになる車はロクでもない

1つの形状で「運転」と「就寝」という、まったく別々の要素を高 い次元で充足することなど絶対にできません。絶対にね。
「運転」を重視した車ではフルフラットにしても段差が残って寝る ことはままなりません。「就寝」を重視した車ではちょっと運転し ただけで疲れたり腰が痛くなったりする。
仮眠するならシートではなくて荷室がおすすめ。ちょいと大きめの ワゴンなら1.6〜1.8mくらいの荷室長が確保できる。これは 完全なフラットの床だから、ベッドで寝るのとさほど違わない。
写真 車中泊。こんな感じ・・・

年中車中泊の人には、こんなのもありますが。

●安全性は絶対譲れない

夜中長距離走り回る山ヤの場合、要するに事故を起こすときは高速 域での事故になりやすいわけで、車の衝突性能のよしあしがもろに 効いてしまいます。

最新のセダンならかすり傷だけで済んだのに、最新のミニバンなら 何度かの通院で済んだだろうに、キャブオーバーの1ボックスにのっ ていたために足を失った、というケースは、僕の知っている範囲で も1件や2件ではありません。特に下肢障害は事実上登山生命の終 焉も意味しますから、山に入れ込んでいればいるほど人生に与える 影響も大きかろうと思います。
ハイエース、キャラバン、ないしキャブコン系(カムロードやアト ラス、エルフなど)は山ヤさんには乗ってほしくないし、ノーズの ついたやつでもミニバン系はJNCAPあたりの試験結果を見ると 少なくとも僕は積極的に乗りたいとは思いません。

中央分離帯のむこうの対向車線から車が飛んできて、気づいたら病 院のベッドの上だった、という人が僕の友人にいます。
追突されて、もう5年も山から離れている友人もいます。
突然連絡が途絶えて、それっきりの友人もいます。

●非力なのもつらいが、無駄に大きな車は避けたい

毎週どこかへ出かけるような山ヤさんだと、まず年間2万キロは当たり前。 僕は仕事でも使っているせいもあり4万キロ位走ります。

4万キロ走ると、リッター10kmの車とリッター8kmの車では年間の ガソリン代で11万円も差が出てきます(リッター110円として)
2万キロなら5万5千円。
この差を安いと見るか高いと見るか。

レギュラーとハイオクの値段の違いは都会にいるとあまり気になりませんが、 地方へいくと一気に開きます。レギュラー102円、ハイオク115円なん ていうのは当たり前です。地方へ行くことが多い人はこのあたりも熟考の上・・・

●結局車は操縦性だ

と僕は思います。止まった状態ではミニバンの使い勝手はいいかも しれないですけど、毎週末その車で200キロ400キロ、場合に より1000キロも運転することを考えたら、足のしっかりした 「走りのいい車」が結局楽だと思います。これはスピードを出す出 さないには関係ないです。信頼して安心してハンドルを握れる車で ないと長距離走るには疲れてしまう、と僕は思いますね。
僕がキャンピングカーを手放した理由も結局そのあたりにあるわけ で・・・・

車高が高いSUVは林道走るにはいいですけど、実際にはオンロー ドを走ることがほとんどなわけです。SUVでないと入れないよう な所はそうそうないと思いますし、ランカスター(アウトバック) 位の車高でダメなところはいずれにしても歩いた方が安全と思います。

逆に四駆は僕はメリットが大きいと思います。オンロードでも二駆よ り四駆の方が間違いなく安定しますし、未舗装ダートや凍結した林道 になればその差はさらに開くわけです。

(2015.5.7 13:39)(by script)




更新)


mixiチェック

mailto:mailaddress

tozan.net - http://tozan.net