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山での歩行(1)


・・・・というわけで、簡単に言いますと、「歩き方」なんですけれども(爆)
実は彼女に重登山靴を買い与えたところ、あまりにも歩き方が下手なのが露呈してしまったため、次のテーマはこれでいきたいと思います(爆)


で、歩く、ということは、恐らく山をやろう、という人は、多分誰もが歩くこと自体は可能だと思いますが、街中で歩くための歩き方と、山での歩き方は、ちょっとばかり違います。

山、というのは、地面が土質で形状が複雑です。時として滑りやすい場所もあり、斜面も含まれています。そういった状況には、速い移動を主眼とした、街中での歩き方では、どうしても対応しきれません。
足首やソールの柔らかい靴をはいて、荷物が軽いうちは、比較的いい加減な歩き方でもなんとかなるものです。しかし、荷物が重くなる。冬季に山歩きする。・・・・と、なるに従って、ソールが硬く、足首をしっかり支える靴が必要になります。こういった登山靴は、そもそも街中での歩き方で歩くように作られていません。


山での歩き方を説明する前に、少し歩いてみてください。足を前に出して、かかとから着地しますよね。で、着地したとき重心は前足と後ろ足の真中あたりにあると思います。これが、爪先のほうまで着くとともに前へ重心が移動して、後ろ足が地面を離れるときは、かかとから離れてつま先で地面を前へ蹴る・・・という具合になると思います。重心はスムーズに前へ動いていきます。

ところが、前足がうまく地面を捉えられなかったらどうでしょう。
足を前に出して、かかとを置いたところがたまたま斜めになっていて、前足に体重がのせられない状態になったとします。しかし、重心はすでに前へきてしまっているので、後ろへ引き戻すことはできません。

で、どうなるかというと、考えられるのは3つです。オットット、としながら前足を新しい場所へ置きなおすか、体重を乗せられるだけの足場が確保できない足に体重を乗せてしまい足首に無理な力をかけてしまう(=最悪足をひねってしまう)か、もしくは、転ぶか、です。

逆に、後ろ足を蹴ったとき、たまたま足元が滑りやすくて、蹴った力が推進力にならずに足が滑ったとしたら?この場合は、しりもちをつくか、無理に足を出すか、そんなところでしょう。
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おねーさんの綺麗な足でなくてごめんね(爆)冗談はさておき、重心は前足から 前に移ります。後ろ足で蹴ると前への推進力がつくのでスムーズに重心が移動しますが、 続いて重心は一瞬体より前へ。
体が倒れるより先に次の足が支えればスムーズな体重移動ができる。
しかし、何らかの理由で次の足が体重を支えられない状況になったらどうなるだろうか。
つまり、街中で普通に歩いている方法、というのは、そもそも登山には、基本的には向かないのです。ハイキングコースなどでかなりしっかりと整備されている場所なら大丈夫ですが、たとえばガレ場などといった地形的に複雑な場所では、もっと別の歩き方をしなければなりません。

少し練習してみましょう。

まず、足を前後に開いて立ちます。前体重を前足に乗せます。後ろ足には体重が乗ってませんよね。
この状態で、後ろ足を前に持ってきて、前の方へもってきてください。
まだ重心はさきほどの足(新しい後ろ足=さっきの前足)にありますよね。反対側の足を、途中で止めてもバランスが崩れなければ正解です。
この状態で、前の方へもってきた足を地面についてください。まだ重心は後ろ側にあります。
ここまできたら、はじめて重心を前へ動かします。前足に体重がかかりましたか?

そうしたら、今度は体重のかかっていない後ろ足をあげて、後ろの足を前にもってきます。足をついたら重心を前へ動かします。

・・・・という具合になります。つまり、登山の歩き方では、必ずどちから一方の足が必ず体重を支えていて、反対側の足がイレギュラーな状況に陥っても大丈夫、という歩き方をすれば、バランスも崩れにくいし、重い荷物もうまく支えることができるわけです。その代わり、重心を投げ出さないのであまり前の方へは足をつけないですし、
うしろ足でけって推進力を生みませんので、歩くペースは基本的にゆっくり、歩幅は小さく、になります。

ちなみに、重登山靴で街中歩きをしますと、足首というか、脛(すね)が靴に当たって痛いと思います。また、ソールがしなりませんので、後ろ足で蹴ろうとすると、靴の中で足が動いて靴擦れができるだけだと思います(僕はあまりやったことがないのでよくわかりませんが)


さて、もっとミクロな視点で歩行を見てみたいと思います。

街中歩きの場合、最初に前足をついたとき、重心は前足のかかとにあります。それが足の中心にきて、最後に爪先に重心が移ります。重心を体の上から投げ出すことに問題があることは前の項で書きましたが、山の場合は重心の移動と足の移動が別々になります。従って、上から全体をベタッと足をつけて、そのまま上からおさえつける。

なぜかと申しますと、1点で地面に足をつくよりも、広い面積で体を支えたほうが、安定するからです。

文章ではわかりづらい方へ・・・・

僕も本を読んだだけではわかりづらかったので、多分これを読まれても、なんだかよくわからないと思います。
そんな人に贈るスペシャルトレーニング。
足首を使わずに歩いてみてください。後ろ足を蹴らないで、真上に持ち上げる。次に、その足を前に持っていって、真上から踏んでみる。多分、スムーズな体重移動はできないと思いますが足元は安定するのではないかと思います。

次週以降は、これをもとに斜面の登り下りを練習してみようと思います。

おまけ・・・・

左右方向には、肩幅より少し狭い位足を開いた方が左右方向にも安定します。女性の方は特にあまり普段そういった歩き方をしないと思いますが、足の幅が狭いということは、どうしても左右に振られて体が安定しませんので、少し横方向にも幅を使って、つま先は開き気味の方が体が安定すると思います。

(2015.5.7 13:39)(by script)




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