サイトマップ | 更新停止のご案内 | このサイトについて


   

雨の日の山登り(2)


雨の日の危険・・・・

雨の日の危険、といえば、まず雨の日は濡れた岩などで登山道が滑りやす くなっているということ。晴れている日なら適当に足を置いても大丈夫だっ た場所が、足を置いた瞬間つるっ!と滑ることはよくあることです。
一番注意が必要なのは、丸太。土留めの丸太など、どうしても足をおきや すい場所なので足を置いてしまいがちです。土ふまずで踏めば縦方向には 滑らないようにみえるのですが、ちょっと傾いていたりすると「ずるっ!」 と足を持っていかれますので、足をひねるのが好きな人以外は、基本的に 丸太の上に足を置くのは禁物です。

もう1つ注意しないといけないのは、視界が制限されるということ。霧が 出ているときは遠望もきかず、方角がわかりづらい、というのもあります が、それ以上に注意してほしいのは雨具のフード。フードをかぶっている と特に左右方向の視界が制限されますので道標を見落としたり、音が聞こ えづらかったりすることがあります。歩いた距離や時間、地形上の特徴な どに充分注意して、このへんで分岐がある、というところへきたらより注 意をすることと、誤って獣道や作業道へ入り込んだりしないように注意し なければなりません。道標がはっきりしない分岐ではコンパスを使って方 角を確認することです。

装備の防水対策・・・

雨の日、といえば、装備の防水対策。僕も装備をまるごと濡らしてしまっ てカメラのレンズをおしゃかにしてしまったことがありますが、装備を濡 らさないようにするのは雨の日の基本です。
で、装備はあらかじめ全部防水云々、と書かれている本もありますが、ど うでしょうか。そこまでやる気力は僕にはありません。

まず、絶対に濡らしてはいけないものを考えてみます。カメラとフィルム と携帯電話。医療品。無線やラジオを持っている人はそれら。それに車の remote door locking(キーレス)やイモビライザ、ホーネットやバイパー などの電子リモコン類。僕はこれらのうち、大きいものはザックの中、細 かいものは通常雨具の内側、すなわちベストのポケットに入れていますが、 蒸れて濡れてしまうような過酷な状況ではビニール袋にいれてザックの中 に移します。
特に車のカギをザックへ移したくないのには訳があって(ハイキング程度 ではまず考えられないことですが)万一ザックを失ったときに、鍵がなく なってしまうと車に避難することもできなくなってしまうからです。携帯 電話も非常時の連絡手段なのでみすみす水死させることだけは避けたい。 雨具の中は比較的安全です(ポケットはだめ)が、完全に防水なわけでは なく、汗として肌から出た蒸気が冷えて結露するおそれがあることに充分 注意しなければなりません。

次に、濡らしてはいけないもの。シュラフ、着替え、防寒具などは、スタッ フバッグだけでは不安な場合、面倒でもビニール袋で梱包します。他の物件、 食器や鍋といったものは、ハイパロンなどシームシーリングされていない防 水素材のスタッフバッグだけで充分です。一般的にヘッドライトは防滴です が、防滴と防水は違いますから、これもできるだけ濡れないようにしないと いけません。
さて、これらをインナーザックというスタッフバッグの親玉に詰めるかどう かは好き好きです。僕は面倒なので詰めていません。

さて、ザック自体は完全防水ではありませんので、ザックを直接雨に晒すと 中に水が染み込んでしまいます。これを完全に防ぐのは難しいのですが、ザッ クカバーというものがあって、雨除けをザックにかけてあげると、かなり雨 で濡れるのを防ぐことができます。


ザックを地面に置く・・・・

雨の日といえど、休憩は必要ですので、ザックを地面に置かなければなりま せん。さて、ザックを置く向きは、背負う面が上?下?
僕は、これははっきりした答えを持っていませんが、一応臨機応変にやって います。どうしてこんなことを考えないといけないかというと、背負う面を 上に向けてザックをおくと、背負う面が濡れますよね。そして、背面のパッ ドが水を吸って重くなったそれを再び背負わないといけないわけです。それ では背面が下ならいいか、というと、今度は背面を下にすると背負う面に泥 汚れがついてしまう。
従って、汚れそうな場所では背面が上、汚れる虞のない場所では背面が下、 というのが一番良いでしょう、というのが僕の結論です。

時計・・・・

時計は、日常生活防水の場合と、3気圧防水以上の場合とで取り扱いが異な ります。雨具の袖をめくって時間を確認すると、下の服に水が染みてしまい ますので、基本的には雨具の上から時計をして袖をめくらずに確認できるよ うにしておくのがベストです。しかしながら、日常生活防水では雨の中外へ 露出しておくのは怖い。従って、この場合はどうしても袖の中へいれておい た方が安全、ということになります。
即ち、できることなら山へはきちんとした防水の時計をしてきたほうがいい だろう、と思います。ぶつける可能性もありますから、ビジネスでも使用し ている高い時計はあまり山向きではありません。安くて基本性能の高いGショッ クやプロトレックなどがおすすめです。僕の使っているのはシチズン・CLUB LAMERというかなりフォーマルな時計なのですが(笑)さほど高くはありま せんが、僕が時計に1万円も出した、というのは画期的なことでして(爆) 学生時代からずっと愛用しています。
因みに、防水なしの時計は山向きではありませんので、防水のない時計を山 にしてくるのは、やめたほうがよいでしょう。


雨の日の食事・・・

雨の日の日帰りに限ると、食事が一番つらい。ゆっくりと座り込んで長々と お弁当を広げたりすると体が冷えてしまいますし、火を炊くのも、ザックを あけることさえ億劫です。下手に雨の避けられない場所で汁物をやったりす ると、味が薄かったり、妙にすっぱかったりする こともあります。酸性雨のばか・・・
ツェルトがあれば、もしくは山小屋を使えれば話は簡単ですが、後で手入れ をすることを考えると僕はツェルトを出すのも億劫。山での食事は楽しみの ひとつですが、雨の日はやはり雨向きの簡素なメニューがいいでしょう。カッ プ麺などならお湯だけでできるのでおすすめです。おにぎりなどの行動食で 済ませるのもいいですが、少し座ってあたたかい紅茶などにチャレンジする のもまた良いので、このあたりは各自で工夫するといいと思います。

さて、雨具・・・

いかに優れた雨具といえど、現状では体から出た汗を完全に放出するのは難 しく、どうしても蒸れてしまうのは避けられません。ごく小降りなら、雨具 を着ないほうが快適な場合も多いものです。それで僕はあまり雨具を使わな い=晴れ男、という具合になるのですが(笑)雨具を着用するかどうかは、 その後の行程や服を湿らせても大丈夫かどうか、などを勘案して決められる といいでしょう。よほどの雨でなく、しかも森林限界より下なら大抵はレイ ンハットなどで事足りてしまうことが多いようです。ただ僕の場合には荷物 の重さの問題と、ベストに入っている荷物を濡らしたくないという理由から、 雨具の上を着ることが多いです。大抵の小雨なら上だけ着用、で済ませてし まい、実は僕の場合雨具の下は防寒具として使われることの方が多かったり します。
因みに、晴れている日は有効な軍手も、雨の日は水ばかり吸って手を冷やし てしまいますので、あまり軍手は具合が良くありません。雨の日、6月や9 月の3000m稜線なら、レイングローブが欲しくなることでしょう。

温泉・・・・

雨が降っているときの山、といえば、これ抜きには語れません。早々に切り 上げて、温泉へ向かいましょう。

帰ってきた後の装備の手入れ・・・・

雨の日の登山の後は、可能な限り早く装備を乾かすことです。とくにテント などはかび臭くなってしまうそうですので早めに。 因みに、雨具などを車に載せるときのために、車の中着替えやビニールシートを乗 せておくとよいと思います。

(2015.5.7 13:39)(by script)




更新)


mixiチェック

mailto:mailaddress

tozan.net - http://tozan.net