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本当にすいてるときにきてほしい

毎年同じ事を書くようですが、

6月8日の宿泊は、定員150人に対して165名。僕だけで30人くらい 予約をお断りしていた状態です。それが、1日ずらすと4分の1。もう1日 ずらすと、さらに2分の1という状況になるわけです。

山小屋というのは、混んだ時と、すいているときと、天地ほども違うもので す。4,5人だったら間隔をあけて布団をしくわけです。まあ、6/初に4、 5人というのはさすがに期待できないですが、せいぜい20人くらいの宿泊 だったら、ストーブを囲んでゆっくり談笑できる。だけど、あの、さして大 きくない小屋に165人も泊まったところを想像してみてくださいよ。荷物 は外のブルーシートに包み、ストーブに座る場所もない位人があふれかえっ て、スタッフは消灯寸前まで食事を出してほとんどお客様に声をかけること ができない。
1度きりの人にとって、それは山小屋というものの「事実」なのかもしれな いですけれど、それをして、その小屋はそういうものだという具合に、思わ れたくないんです。

テント場は500円分の思い出を残してくれて、山小屋は7500円分の思 い出を残す、とまでは僕は言いませんけど、山小屋はテントを背負えないか らやむを得ず泊まる場所ではないと僕は思います。山小屋はテントとは違う 魅力を持って燦然と輝いていると思います。すいているときであれば、山小 屋というのはいつぞや一生に残る思い出というものを残してくれると思うん ですよ。

だけど、混んでいる時は散々な思い出しか残さない。それもまた思い出では ありますけど、でも、できれば「いい方の思い出」を持って帰ってもらいた いとスタッフは思っています。

少なくとも僕は、お客様と山の話をして、思い出を持ち帰ってもらうのはス タッフの大事な仕事のうちだと思っています。風呂や諸々のアメニティがな いかわりに、スタッフの山話というアメニティを提供する、というのが山小 屋だと思うのです。

だけれども、混んでいる日はそういうことをやっている余裕がない。


去年はTwitterでも、もう2度と行かない、とつぶやいていた人がおりました。
そういうのを見ると、本当に心苦しいのです。

混んでいる日は、スタッフも辛いし、お客様も辛い。


混雑する日は、もう決まっております。
甲武信小屋であれば、5末、6月1週2週の土曜日。その日から、1日だけでも 日付をずらしてもらえれば、格段に思い出の水準というのは上がると思うんです。


本当に、本当に1日だけでも日付をずらしてきてほしい。
ずらしてきて頂いた方の山小屋が、山小屋の本当の姿だと思うんです。


いつも、日付をずらして山行する、ということは難しいかもしれないですが、 甲武信小屋では日付をずらせなかった方には、他の山小屋では日付をずらし て欲しい。それで、山小屋ってのはテントと違う魅力を持っていていいもの だな、と思ってもらえればありがたい。そして、いつの日か、すいている日 の甲武信小屋に再訪してもらえれば、スタッフとしてはこの上ない喜びとお もいます。

(2015.5.7 12:3)(by script)




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