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晴天のビバーク

例によって毎年のように甲武信岳で正月を迎えるわけであ るが、おそらく他の多数の山小屋と同じように甲武信小屋 の31日の夜はお客様がわりと大入りになる。手伝いをす る常連も多いので忙しいわけではないのだが、それでもス タッフ側はせわしなくて、実はゆっくり酒を飲める環境に ない。僕も今年は仕事の合間?に立ったままカレーを食べ るという芸当をやってのけた。
31日をはずすと、お客様は格段に減る。ある年の31日 は60食を出したが、1日はお客様1組2名。こうなると 夕食にスタッフも参加して、夜長を語りが入って過ごすこ とになる。

話としては、つまらん雑多な話が多いわけだが、山の話も することになる。正月にしか顔を合わさない常連さんと、 今年はどこそこの山行った、とか、言い合うわけだ。その 中で、1日に歩いた距離CT自慢が出た。

ある人が、「上高地から槍日帰り」なんて話が出たので、 僕は「朝日岳から親不知ワンデイ」で応戦してみた。CT いくつだっけ?「15時間」いやー1日15時間とか、そ んなに歩いたことないな、という話になった。

だが、そこで話は終わらなかった。
この年の下山、一緒に連れて行った人が、足を痛めて下山 に難儀した。多少時間かかるだろうと読んで、午前8時前 に小屋を出た。ちょっと早足で下山すれば、3時間かから ずに道路におりたつ下山路である。だが、8時から歩いて、 日没直前にまだ半分しか歩いていなかった。ほとんど遭難 といっていい状況である。どうしようか。
本気でビバークやヘリ下山を考えたが、モチベーションが 高いのでヘッドライトで下山を強行した。結果、下山した のが午前2時。つまり、18時間かかった計算である。

まさか、甲武信岳の徳ちゃん新道のいちばん最短コースで、 最長不倒のタイムを出すとは、思ってもみなかった。

次回同じネタが出たら、「甲武信小屋から西沢渓谷18時 間」でいくことになる。最悪だな。
やっぱり山小屋でヘンな自慢をすると、痛いしっぺ返しを うけるものと思った。

(2015.5.7 12:3)(by script)




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