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すいてるときにきてほしい

甲武信小屋にかぎらず、山小屋、というのは、すいているときに限るものである。

僕らはいそがしいときの手伝いだから、どうしても1畳2人になるような日に行 くことになるのですが、本当はとても心苦しく思っている。


ある夜、3つのツアーがバッティングして入った週があった。下山の方向が同じ で、たまたまそのツアーの1人とお話する機会があったのですが、「よくしても らった」と言っていたのが印象的でした。

正直、よくなんかしていない。1畳2人で寝かせて、スタッフは走り回っていて、 何をするにも待たせて、声をかけることもできず、混み合ってゆとりもない。

山小屋って、本当はそういう場所じゃない。



いつもツアーで、いつも混んでいる場所につれていかれて、そういう経験しかな くて、山小屋は混んでいるもので、サービスやゆとりなんかは期待できなくて、 テント背負えないからやむをえず泊まる場所で、(所詮)こういうものなんだ、 という理解の中から、よくしてもらった、という言葉が出たとしたら、本当に申 し訳ない気持ちでいっぱいです。


山小屋って、本当はそういう場所じゃないんです。



本当に、本当にすいているときにきてほしい。少なくとも、すいているときにき てもらえれば、テントとは違う山小屋の魅力を味わえると思うんです。テントも 魅力的だけれども、山小屋も魅力を持っていると思うんです。山小屋は、テント を背負えないから仕方なく泊まる場所ではないのです。


ホント申し訳ない。もう1度だけでいいので、すいているときに改めてきて欲し い、と思うのです。それでもやっぱり甲武信小屋はあんなもの、と思われるので あれば不徳だけれど、混んでいる時の山小屋を、あれが当たり前だと思われてい て、よくしてもらった、という言葉が出たとしたら、ほんと切なくて苦しくて仕 方がない。

ツアーでないとこられない力量の人がいるのはわかっているけれども、今度は自 力で、ツアーの入っていないすいているときに、改めてきて欲しいと思います。


別の人は、もう2度といかないと言っていた。これもまた心苦しい。


お客様の前ではニコニコしているけど、混みあう事には心を痛めている。混みあっ たときにお客様がつらいのは、スタッフがいちばんわかっていると思う。

だから、本当にすいているときにきてほしい。 山小屋って、すいているときと混んでいる時で、天と地ほども違うと思うんです。

(2015.5.7 12:3)(by script)




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