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どこから登れるの?

まず、この「みっともないイラスト」を参照してください。ピンク色の部分が登山道です。
登山道の概況
これらが、主な登山口の位置関係を示したものです。で、ただ登るだけならどこから登られても構わないのですが(笑)、どこから登ったらいい?という話になりますと、いろいろ考えないことがありますので、いろいろ考えていきたいと思います。

★ご来光が見たい・・・・

山頂(赤い円の部分)からならどこでも見られます。但し、富士宮口を登りきったあたりでは見られないので、この場所からは10分ばかり移動する必要があります。
問題は、登山道途中で日の出を迎えてしまった場合でして、夏場は、太陽は真東よりも北側、つまり北東の丁度太陽が描かれているあたりから上ります。要するに、太陽が昇ったときに太陽が見える位置、というのは、北東側についている登山道、すなわち吉田口か須走口のいずれかに限られます。時間的体力的にご来光を山頂から見られるかどうかはわからないけどご来光はどうしても見たい、という方は、このいずれかの登山口を選べばよいでしょう。

★とにかく山頂に立ちたい・・・

赤い円の部分が山頂、と言われているところでして、この内側に富士山の噴火口があります。で、この山頂ですが、真っ平ではなくて、若干のぼったりくだったりしている部分があります。で、一番高い部分が▲で示されたところ(剣が峰)でして、この場所が標高3775.6m。丁度富士山ドームがある場所です。一応赤い円の部分に立てば登頂、ということになりますが、▲のところまでいってみたい、ということになりますと、どうしても富士宮口が一番近くですから、富士宮口が一番楽、ということになります。ただ、この赤い円も1周回って1時間。ぐるっと回って帰ってくる「お鉢巡り」を楽しむのも良いのではないかと。最短距離で剣が峰に立ちたい、ということなら富士宮口でしょう。

★短時間で/最も楽に山頂に立ちたい・・・

最も時間的に短いのは富士宮登山口で、標高2400mの登山口から、同3750mの山頂まで、速い人で3時間を切ります。距離的には富士宮が一番短いですが、富士宮口は結構ガレているので歩くのは大変です。またのぼりと下りが同じルートですので、下山者が多い場合すれ違いが大変なことがあります。逆に須走口は距離が長いですが、ここが一番歩きやすい。時間的には私で4時間位。どこが楽かというと、御殿場口を除けば、僕はどれも同じくらいじゃないの?という印象です。ただ、一番多く上られている吉田口は、決して一番楽だから登られているわけではない、ということはいえると思います。

★静かな富士山を楽しみたい・・・

冬にどうぞ(爆)というのは冗談ですが、富士山の登山者数には呆れ返るほど。前がつっかえて登れないんですから!ただ、ここは比較的静かだよ、というのは、御殿場口と須走口。どっちも山頂まで遠いので人口は少なめです。


★どこが一番おすすめか・・・

一般的な富士山系サイトでは、多分「富士宮口」か、「吉田口」がおすすめ、とされていると思います。一方、警察署などでは「須走口」をおすすめするサイトが多い。
さて、いくつか考えなければいけないことがあります。

(1)富士宮は確実に距離が短いですが、本当に体力的に一番楽なのか?

これは、僕は「Noかもしれない」、と思っています。須走と富士宮を登り比べた限りにおいては、僕は必ずしも富士宮が須走よりも著しく楽だとは思いませんでした。ただ、富士宮の方が距離としては確実に短いので、時間は富士宮の方が速いです。これは間違いありません。従って、時間的に余裕がないときは富士宮から登ったほうが間違いない。これは確実にいえます。また、歩くペースがうまくつかめていない場合は当然距離が短い方が楽です。

(2)一番面白いのはどこのコースか

富士山は結局殺風景な変化に乏しい山です。辛うじて面白いのは須走の樹林帯と御殿場の宝永山周辺ですが、晴れていれば宝永山周辺は最高ですね。僕、実は富士山は山頂へ行くよりも、宝永山ハイキングの方が面白いんじゃないか?なんて最近思うんですけど、ただ御殿場口は結構長いので登るのは苦しい。富士宮と須走では、多分僕は須走の方が変化があって面白いと思います。

(3)マイペースで歩けるのはどこのコースか

登山において一番重要な命題がこれでして、数百mの距離の違いよりもこちらの方が余程利いてきます。自分のペースで歩けない登山は、それが遅いにしても速いにしても辛いのですが、こと前半速い人間に振り回されるのは最悪です。
で、週末に限れば、富士宮口もかなり人が多いですが、こと富士吉田は酷すぎます。ここだけはどうにもなりません。ご来光近辺の須走の8合から上も同じですが、ご来光の時間さえ外せばかなりまとも。御殿場なら殆ど人が入らないのでかなり静か、という具合になります。で、8合までの距離が長い須走はかなりの部分をマイペースで歩ける。後半は妙に遅い亀足な連中とつきあわなければなりませんが、遅いのは速すぎるのと比べてダメージが少ないので、ここはかなりいけている。
富士宮の場合、比較的流れとしては悪くないのですが、日の出直後はやはり登る人と下る人がごっちゃになるので、後半はかなり流れが悪くなる。一方前半は「長丁場」を知らない哀れな隊がガシガシ行くので、比較的速いペースに乗せられてしまう、という、非常にペースを保ちにくいルートだ。

ということを考え合わせると、僕は須走か富士宮をおすすめしたいです。


★時間はどの位かかるのか・・・

登山地図ですと、大抵は「コースタイム」というのが書かれています。コースタイムというのは、休憩を含めないで標準的な男女の登山者が歩いた場合にかかる時間の目安です。で、実際にかかった時間と比べて、そんな時間では絶対に歩けない、とか言う人がおりますが、そうじゃない。
このコースタイムには、2つのマジックがあります。まず1つ目は、「休憩時間を含まない」というもの。たとえば、1時間歩いて15分休む、というペースですと、6時間歩けば1時間半の休憩がそれにくっつくんですね。要するに、須走もしくは吉田から山頂までのコースタイム6時間と同じペースで歩くと、7時間〜7時間半はかかる計算なのです。
2つ目は、あくまでもコースタイムは「登山者(山ヤ)」が歩いた場合であって、一見さんが歩いた場合、ではないのです。
典型的なのは8合から上ですが、富士宮の9合5勺から山頂までコースタイム30分を、大抵の山ヤなら20分から25分程度で登ります。ところが、一見さんは1時間〜2時間かかる。まさか同じ人間が歩くのに片や20分、片や2時間、なんてことはないだろうって?それは、実際に行ってみて確かめてみればわかることでしょう。僕は9合5勺から山頂までは15分です。

参考までにコースタイムを表示しておきますと、

●富士宮口・・・約4時間40分。→休憩を含めて6時間

早い組は2時間台です。ここからの報告が一番多かったのですが、登山をやっている人の平均は3時間後半位。一般者は6時間内外なら平均的。遅い人ですと10時間以上かかっています。


富士宮

富士宮口。山頂に見えている白いものが富士山ドーム。あそこまで、7時間内外かかるのが普通。


●須走口・・・・約6時間。→休憩を含めて7時間半

14時間以上かかって夜8時に下山した人もいます。 僕のタイムは20kgの荷物を背負ってなのであまり参考になりませんが、休憩含めず4時間、休憩入れると4時間+αくらい。早い人なら3時間でしょう。


写真

須走口の5合〜6合間。富士山とは思えない樹林帯の中を30分ほど行くと、
ティンバーラインをこえて急に星空が見えてくる。その美しさは息をのむほどだ。

●吉田口・・・・約6時間10分。→休憩を含めて7時間40分

ここから登られる方ははじめて、という方が多くて、あまりばらつきがありません。約8〜10時間というのが相場です。早い組なら4時間以内に登れることは容易に想像がつきます


吉田口

吉田口9合目付近下山道。朝日に染まる雲海も綺麗に見える。

●御殿場口・・・約6時間50分。→休憩を含めて8時間半

登りで御殿場口を使うのは余程のスキモノでしょう。でも登っている人は少なからずいます。


御殿場口

御殿場の大砂走り。正面に宝永山、右の稜線は宝永火口の火口淵。御殿場口は左へおりていて、
中央に見えるのは富士宮へのトラバースルートだ。
爽快な下りだが、天気が悪いことが多く、この日も若干ガス気味。

(2015.5.8 7:10)(by script)

(2015.5.8 9:1)(by script)




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