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ここだけでしか読めないぞ!〜究極の必勝法と高山病対策〜

富士山サイトは数あれど、この話は多分うちのサイトでしか読めない!という「究極の必勝法と高山病対策」、を、ここで開陳しておきたいとおもいます。ただ、少々難解で学術的な話から入らないと説明ができないですので、できることならちょっとお時間を頂いて、じっくりと考えてみてもらいたいと思います。


まず、人が運動する、ということを考えてみたいと思います。富士登山というのは、当然足というからだの部位(保健体育用語では下肢といいますが、それはさておき)を動かして上へ登っていく行為です。

何を今更?まあ、もう少しおつきあいください。

体を動かす、ということは、どういうことかと申しますと、エネルギー源が燃えて、エネルギーを取り出して、そのエネルギーで筋肉を動かすということに他なりません。

それでは、このエネルギー源、というのは、一体何でしょうか。正解は、2つあります。

1つは、「糖質」であり、1つは「脂質」です。
富士登山の究極の必勝法の、重要なキーワードは、この、2つのエネルギーをいかにうまく必要なほうを使うか、です。


運動を開始すると、まず糖質から燃焼していきます。糖質は非常に強いエネルギーをもっていて、さかんにエネルギーを発生させます。ところが、糖質というのは、あまり体内には蓄えられません。すぐなくなってしまうんですね。
で、運動をすると、体内に蓄えられた糖質がだんだん減ってきます。そうなると、今度は脂肪が燃焼しはじめます。

よく言うデッドポイント、というのは、この、エネルギーの切り替えのところのことを言います。エネルギー源である糖質が減ってくるから一端辛くなるけれど、それを乗り越えると脂肪というエネルギーが追い風になるので楽になるのです。

ところが、脂肪というのは、あまりエネルギーをもっていません。つまり、脂肪がエネルギーでは、強い運動ができないのです。
つまり、脂肪で賄いきれない強い運動を継続するとすると、体は常時糖質を燃やしつづけないといけない。ところが、前にも述べたように、糖質というのは燃やし始めるとすぐなくなってしまうんです。従って、糖質を燃やしつづける運動、というのは、長い時間継続することができないのです。

では、体内に蓄えられている糖質の量・・・・というのは、人により差はありますが、およそ2時間分に相当します。

5合目を出発して、2時間後にはどこにいるでしょう。普通は、だいたい7合目ですね。
そうです。富士山初心者といわれる人が敗退してくる場所と、丁度一致するのです。これは偶然でもなんでもありません。

つまり、糖質が燃えるときにできるエネルギーというのは、強いエネルギーです。しかし、これにあわせて歩いてしまうと、ずっと糖質に頼った歩き方になってしまうので、いいペースで歩いているつもりでも、2時間もすればエネルギーが尽きてしまう、ということなのです。
また、糖質による燃焼では、疲労物質(乳酸といわれますが、正確には少し違います)が出ます。疲労物質が筋肉中に増えてきますと、今度は筋肉が働けなくなってきます。要するに筋肉痛の状態です。糖質をエネルギーの主体とした場合、筋肉に大きな負荷がかかります。

すなわち、富士山において6時間という長丁場を歩くためには、いかに脂肪をメインエネルギーとするか、がきわめて重要になってきます。逆にいえば、うまく脂肪をメインエネルギーにすることができたら、8割方はもう登頂したも同然なのです。

それでは、うまく脂肪をメインエネルギーにするにはどうするか。
それは、糖質が燃えているうちから、糖質によって生まれるエネルギーを目一杯消費するのではなく、脂肪で生まれるエネルギー量にあわせた運動負荷にすることです。

簡単に言えば、出だしは軽々歩けるようなペースにせい、ということです。

脂肪は、体内に大量に蓄えられています。一端燃え出してしまえば、まずエネルギー切れになることは、1週間も山に入っているのであれば別ですが、基本的にはありえません。
ところが、脂肪というのは、実は燃えにくい。おなかにはつきやすいんですけど(笑)それはさておき、脂肪単体では燃えてくれないので、体というのは、糖質を混ぜながら燃やしていきます。これはどういうことかと申しますと、脂肪が順調に燃えている状態でも、やっぱり糖質は減るんだよ、ということです。そして、糖質が終わってしまうと、脂肪の燃焼もうまくいかない。こんどはたんぱく質(=筋肉)を分解して糖質を作り出して、それを混ぜながら脂肪を燃焼させていきます。
勿論、それはそれで構わないのですが、もっといい方法があります。それは、口から糖質を補いながら歩くことです。

つまり、糖質を含んだキャラメルであるとか、飴であるとか、チョコレート(溶けやすいですが)、といったものを、ときどき口にしながら歩いてあげて、使われた糖質を補ってやれば、スムーズな脂肪の燃焼が期待できるわけです。

さて、この糖質ですが、糖質には2通りあります。すなわち、「糖」と、「でんぷん」です。
これらの違いは、糖は変換されずに糖質ですが、でんぷんは化学変化を経て糖に変換されて糖質となることです。
つまり、糖のほうは、口にいれたらすぐエネルギーに変わる。でんぷんはエネルギーに変わるまで時間がかかる。

ということは、登山前にはあらかじめでんぷんを含んだ食べ物をしっかり食べ(特にパスタがおすすめですが、ごは
んやパンでもOK)、行動中空腹を感じるようになってきたら糖を含んだ食べ物を口にしてあげればいい、ということになります。

(2015.5.8 7:10)(by script)

(2015.5.8 9:2)(by script)




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