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くだりがしんどい

諦めてください。くだりがしんどくても、山頂へはちゃんといけます。

なんで諦めてくださいかというと、くだりがしんどいのは、簡単な対処法が ないからです。(なお、「しんどい」、の類似品に「ひざが痛む」というのがありますが、それは少し対処法があるので後段で書きました)

足裏が痛いのは一応厚底のアウトドアシューズでも履いていれ ば結構緩和されるのですが、筋肉については、ダブルストック以外に簡単で 有効な対処法がない。 下りで必要な筋肉は、登山か、階段下りか、どちらかでしかつかない。それ も、半年間、週に1度くらいは山へ行かないと無理。
それだけ山通いできる人にとって、こんなサイトは存在意義はない。だから、 諦めてください。
登山は完璧である必要はありません。普通に、足をひきずりながら下ってき たとしても、山頂へ行って無事帰ってきたのであれば、それは立派な登頂で す。みんなどっかつらい思いをしながら、失敗をしながら山頂へ行く。それ でいい。誰もがガイドさんみたくなる必要はないのです。


あ、そうそう、下りは、斜面にあわせてつま先を少し下げて、拇指球で地面をおさえるようにして歩くんだよ。かかとから着地して体重かけると、後ろにすべるからね。

写真
パノラマ台からの富士山 8月

本番前に練習にいったけれど、膝痛をもらってきた。本番が心配だ、という人。


一般的にいって、あまり登山経験のない人は、膝にダメージをうけやすい傾向があると思います。ひざまわりの筋 肉が弱いとひざが痛みやすいですし、歩き方が下手だとひざのダメージも増える。

まず、このことを自覚しないといけない。自分の膝は弱いのだと。

ひざ痛が出やすいのだから、よほど膝は大事に使う。 下りがキモです。くれぐれも、下りで走ったりはしないように。そっと足を置くことと、あと、なる べく段差の小さいところを選んで、歩数を多くしてくだるようにします。

ひざまわりの筋肉を強化することで膝の痛みは緩和できます。もし本番までに時間があれば、スクワットなんかをしてみるのもいいと思います(ちなみにスクワットは、ひざ痛と登りの筋力には効くと思いますが、下りがしんどいのにはあまり効かないと思います)


道具としては、ストックとサポートタイツが一般的に有効、とされていますが、いずれも高価なものです。まずストックを試してみて(ストックはうまく使えばひざ痛にかなり有効です)それでもダメであればサポートタイツに手を出す、というような順番でいくといいと思います。

冒頭の言葉に戻るのですが、みんな足をひきずりながら下ってくるものです。それで十分ですので、完璧は求めないことです。ただ、高尾山あたりで膝痛をも らってくるようでしたら、無策で富士山に登ると相当しんどい思いをすることになるので、何か対策を考えておいた方がいいのではないかと思います。

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山頂を見上げる

くだりの筋力が、多くの人が大なり小なり問題をかかえているというのはなぜ か、といいますと、くだりでは筋肉を伸ばしながら力を出す(伸張性収縮)という 特殊な方法で筋肉を使うからです。伸張性収縮で筋肉を使うスポーツは登山 くらいのもので、あとは階段のくだり位しかありません。

このことは、要するに「スポーツ経験があって脚力には自信がある人でも、登山 のくだりはわかんないよ」ということと、あと、「下りに必要な筋力は、登山や階段 昇降以外のスポーツでは身につけるのは難しい」ということを意味します。

伸張性収縮は、短縮性収縮に比べてはるかに筋肉を壊します。筋肉を壊すと要 するに筋肉痛になるわけなのですが、筋繊維を壊すことで、今度は足のおさえ がきかなくなってきます。
なので、伸張性収縮に対応できる筋肉を持っていない人は、なるべく筋肉を壊 さない方法で歩くのがベター、ということになります。
とくに、歩幅が大きくなると、筋肉を余計に伸ばすことになります。これが、余計に 筋繊維へダメージを与えることになる。なので、なるべく歩幅は小さく取ることで す。

これは、意外と難しいです。なんで難しいかというと、下りでは息が上がらないから、 足のおもむくままにどんどん下れてしまう。足任せに下るとどうしても歩幅が大き くなりがちです。ストックを持って足元が変に安定してしまったりすると、余計に歩 幅が大きくなってしまう。だから、意識して歩幅を小さくすることが必要です。

膝の痛みはいろいろな原因があって、特効薬もないのですが、ひざ回りの筋力が弱い人は、膝への衝撃を筋肉でささえきれないので、どうして も膝の痛みは早く出てきます。なるべく膝へ衝撃を与えない様にそっと、猫のよう に歩くといいといいます。ダブルストックは膝への衝撃を相当やわらげるので、ひ ざの痛みにはかなり効くと考えていいと思います。ただ、足元が安定して歩くのが 楽になりますので、その分意識的にペースを落とすよう注意が必要です。

くだりは、心拍数が上がらないので頭はあまり疲労を感じていなくても、足の筋 肉は確実に疲れています。筋肉の疲れを取るためにも、疲れを感じていなくても こまめに休憩をとってあげることがいいと思います。

写真
北岳からの富士山 7月

(2015.5.8 7:10)(by script)

(2015.5.8 9:2)(by script)




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