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何を着ていけばいいの?


★山頂の気温

富士山の山頂の気温、どの位だと思います?7月のもっとも冷え込んだ日の最低気温は、マイナス2度。暖かい日でも明け方なら5度前後です。それにプラスして地上よりはるかに強い 風。体感温度で0度以下なんか当たり前です。従って、これに耐えられるだけの着るものが必要、ということになります。

★行動中は薄着の方が楽

行動中は薄着の方が楽です。というのは、汗をかく、という行為は結構エネルギーが必要でして、汗をかくよりはかかない方が楽なので、できるだけ汗をかかずに済むくらいの着込み 具合の方が、結果的に楽です。静止時にちょうどいい位の格好と、行動中に丁度いい位の格好、というのは、全然違います。よく冬場、マラソンの選手が半袖(というか、ノースリーブ) に短パンで走っているじゃないですかうひょ。それはさておき、マラソンというのは、冬場でも走っている間はあの位の格好でちょうどいい(か暑いかは知りませんが)位だからああい う格好なんですね。で、登山というのも、マラソンほどではないにしても、結構発生する熱量の多い運動でして、日中は半袖でも充分なくらいです。夜間はやはり冷え込むので、半袖の Tシャツ+長袖シャツ、という具合になると思います。出発時、すでに2400mの場所ですから、その格好では恐らくやや肌寒いと思います。でも、行動中はその位で丁度いい筈です。
ただ、肌寒いといっても、ある程度歩いても寒い、という位だとちょっと冷やしすぎですから、もう少し着込む。行動中は気温を意識しない程度のウェアリングが一番適当です。

★止まると猛烈に寒い!

すでに書きましたが、明け方の山頂は氷点下になることもあります。それに風が加われば・・・富士山の山頂というのは、そういう寒さです。連れはTシャツ−長袖シャツ−フリース、と着て、それで寒くて雨具まで着込んでいました。僕の場合天候が良ければTシャツと長袖シャツだけでご来光を迎えてしまいますが、一般の方は真似されると風邪をひきます。そんな僕でも冷え込みの厳しい日にはフリースが欲しくなることがあります。
特にご来光をみたいようでしたら、セーターは必携です。また、セーターは風を通しますから、風を遮るもの(雨具が良いです)も必要でしょう。天候によっては「それでも寒かった!」という話も伺っております。
動いた後止まったときに、もう1つ考えないといけないのは、行動中にかいた汗が冷えてつめたくなる、ということです。対策としては、汗をかかない程度の薄着で行動するか、化繊のTシャツを使用する(後段で説明)か、もしくは乾いたものに着替えるか、ですけど、富士山で着替えるのは結構大変ですので、できるだけ前の2つの方法で対処するのが賢明でしょう。

写真
南アルプス 7月

★夏場でも長袖長ズボンが基本!

およそ標高が100mあがると0.6度気温が下がるといわれています。標高2300mの登山口だと、下界より15度くらい低いでしょうか。日中だと15度。これは東京 あたりの、冬のはじめ頃の気温と同じです。夜中だと10度。真冬の気温です。

(別の、正確ではない感覚的な計算方法として、標高が500mあがると季節が1ヶ月逆戻りする、というのもあります。2300mだと7月で下界の3月と同じくらい)

もちろん、標高が上がれば、もっと気温は下がっていきます。

ですので、夏場でも長袖、長ズボンが基本と考えてください。

★上は3つのレイヤーで考える

いちばん下の層は、下着というか、普通に着るもの。
中間層は、空気をためこむもの(フリースやセーターなど)
上の層は、風を避けられるもの(雨具)

で、いずれも脱ぎ着のしやすいものを基本に選んでください。極端に厚手のものは避けて、保温力が不安だったら枚数を増やす方向で考えてください。そのときの暑さによって、こまめに着るものを調整することが肝心です。

で、僕の場合なのですが、

下の層は、半袖のTシャツと長袖のシャツ。これがベースになります。
中間層は、フリース
上の層は、雨具。
にしています。(僕の場合でこれなので、普通の人のご来光待ちだったら、もう1枚何か持っていった方が安心でしょう)

写真
山小屋の光をとらえた 8月

★下は1枚でいいけれど

ズボンは1枚(+雨具)でいいけれど、動きやすいものにしてください。そんなに大きく足をあげるところはないと思いますが、それでも足さばきがいい服のほうがいいです。

やめてほしいのは、ジーンズ。汗をかいたときに肌にまとわりついてひざの動きが妨げられます。とくに細身のものについては強くおすすめしません。
試してみたことはありませんが、意外とジャージはいいらしいです。

もう1つ考えておいてほしいのは、「汚れても良い格好」で登ること。晴れていても火山灰(富士山は火山ですので地面は火山灰質です)で汚れますし、水を含んだ砂走りなどを駆け 下りれば裾が真っ黒になること請け合いです。転べば傷だらけになりますし、岩や地べたに座って休憩することもあります。

最近はやりのサポートタイツ+ショートパンツもしくは山用スカートの組み合わせも悪くないとおもいますが、タイツ自体がちょっと風通しがいいので、風が吹いた時用に長ズボンも1枚忍ばせておきたいところです。

★あと、帽子と手袋は持っておきたい

帽子と手袋は忘れないようにしたいところです。帽子は風でとばされやすいので、毛の帽子など風で飛ばされないような形状のものか、もしくはコードなどで飛ばされないように しておくことをおすすめします。

★なるべくなら肌に近いところは化繊にしたい

登っているときに出た汗が、今度は止まると体を冷やします。なので、止まったときの冷えを防ぐには、なるべく服を濡らさないことが肝心です。ですので、行動中はあまり寒さ を感じない程度に薄着の方がいいわけですが、それでもやっぱり濡れるものは濡れる。

でですね、世の中には乾きやすい(=冷えにくい)服というのが存在します。もちろん、万全を期すには上から下まで化繊にすればいいのですが、ズボンとシャツは1万円コースな ので、このサイト的には、買ってくださいとはかなり言いにくい。だけど、お試し価格でちょっと恩恵にあずかりたい。一番肌に近いTシャツ「だけ」なら、このサイト的にも手が 出る金額だろうと思います。

登山用品の店や、大きなアウトドアの店で買えると思うのですが、化繊のTシャツが売っております。(ダクロンQDやクールマックスといった素材で、素材としてはポリエステルと 綿の混紡モノ、もしくは100%化繊のものですが、いずれでも構いません。値段は3000円程度で、普段使いにも使えるのでデザインさえ気に入ればさほど高い買い物ではないでしょう)

予算があれば、一番下はこれにしてあげると、止まったときに汗によって体温が奪われることが少なくて済み、比較的快適に登山できると思います。
もうちょっと予算はないけれど、という方、手元にユニクロのドライTシャツはないでしょうか。これもほぼ同等の効果があると思います。



まあ、化繊といっても、万能ではありませんが…

写真
北岳から 7月

(2015.5.8 7:10)(by script)

(2015.5.8 9:2)(by script)




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