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事故を防ぐために

★富士山の事故を知る

富士山は、決して100%安全なフィールドではありません。毎年数十万人の人が登りますが、登る人と下る人の数は数名ですが一致しないのもまた事実です。 その理由として、まず一番はじめに挙げられるのは、病気です。心臓疾患などで突然死する人が、毎年何人かはいます。これはまあいいでしょう。僕が改めて対策を書くまでもないですし、どこか何か避けられない部分もあります。
3番目にあがるのは高山病なのですが、これは別途高山病のところで書きます。
2番目が何かと申しますと、落石です。富士山は落石の多い山で、僕が知ってる限りでも数年に1度は落石で死亡する人が出ています。07年は残念なことに落石で死者を出してしまったシーズンになりました。
気をつけて欲しいのは、落石の通り道(と思われる場所)を通過するときと、あと休憩のときなのです。休憩のとき、山側に背をむけて下を向いて休憩する人が多いのですが、これは危険です。休憩するときは必ず山側を向いた状態で座ってください。そして、登山道の山側ではなく、谷側で休憩してください。これはなぜかというと、山側で休憩すると上の様子が見えづらくなります。そして、すぐ上から転がってきた大石が、登山道へ落ちてきたところで止まるかもしれない。山側に座っていると直撃されるところが、谷側なら難を逃れることができるかもしれないということです。谷側に座っていた方が、コンマ何秒かですが避けるための時間的余裕もできます。
富士山のガイドは谷側へ座るのを嫌がるようですが、おそらくこれは落石を起こされるのが嫌だからと推察されます。谷側へ座る際に、落石を起こすことのないようにお願いします。
そして、一番安全なのは小屋の前だということも知っておいてください。逆に危険な場所もあります。御殿場口の八合目より上と、吉田口下山道の七合目トイレ〜六合目間。とくに後者は十数人の死者を出した年もありますので、この場所を通過するときはくれぐれも注意してください。途中にシェルターがありその中を通るようになっていますが、シェルターを外れて歩いたりしないように。もう最後の下りで嫌になってると思いますが、休むならシェルターの中で。シェルターは完全ではありません。出入り口のところで山を背にして立ち止まったりすることのないようお願いします。

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悪沢岳からの富士山 7月

★登山届を提出してください

耳慣れない言葉かと思いますが、どこどこのだれそれが山に入って、どんなコースを歩いていつまでに帰ってくるか、緊急連絡先はどこか、食料はどの 程度もっているのか、などを、紙にしたものです。これを、登山口のところに備え付けてあるポストもしくは、常駐している警察官に提出してください。少なくとも吉田口と富士宮口では用紙が用意されていますが、須走口で警察官が常駐していない時間はポストだけかもしれません。普通のノートの切れ端に書いたもので十分です。

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浜石岳からの夜明け 10月

★砂走りは本気で走らない

でください。僕らのまわりで、砂走りで走った結果転んで腕を骨折した、という人がいました。

確かに「砂」走りではあるのですが、岩もところどころ混じってます。従いまして、勢いがついている状況でクリティカルな転倒をすれば、大怪我をするおそれは充分あります。 登ったあとの下りですから、かなり足に疲労がたまっているはずで、この程度なら大丈夫とおもっても、思ったより踏ん張りが効きません。勿論あのスピード感は砂走りの大きな楽しみですが、一歩ひいてスピードは控えめにされれば、事故のない登山ができるのではないかと思います。

登頂の充実感を胸に砂走りを駆け下りる気分はもう何物にもかえがたいのではないかと思います。足を滑らせるときは若干重心を後ろ目に、踏みかえて次の足に体重を移すときは重心を前目にして確実に次の足の足場を作ってあげると調子がいいと思います。重心を後ろにすると足が走るので快調に下山できますが、バランス取りも難しいのでバランス感覚に自信のない方はあまり重心を後ろ方向にしないほうが良いと思います。

山の事故は大半が下りで起きていますので、下山口をくぐるまでが登山という気持ちで、最後まで気を緩めずにどうぞ。焦りや自信過剰は事故のもとです。
事故防止のためにも足の置き場所を選んで、静かな足運び、最後まで丁寧な登山を。

(2015.5.8 7:9)(by script)

(2015.5.8 9:1)(by script)




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