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1度高山病で敗退している人

★1度高山病で敗退している人
★慣らしは当日である必要はない
★高山病を抑えるクスリ


★1度高山病で敗退している人

どうでしょう。敗退したのは、小屋に泊まって、小屋を出たあと1〜2時間後くらいで はなかったでしょうか。
高山病(高度障害)はまだ完全に解明されたわけではありませんが、体内の酸素欠乏が 大きな要因になっていることは明らかにされています。行動中は呼吸数も増えますし積 極的に呼吸もすると思いますので、比較して高山病にはなりにくい。でも、寝てしまう と呼吸のコントロールはできず、呼吸数も落ちてしまいます。それが、2日目の行動開 始後1時間で、高山病というカタチで現れる。

高山病になるかならないかは、個人差が大きく、また、高度に体を慣らしているかどう かによっても影響されます。普段2500〜3000mくらいの山へ継続的に通っている人は富 士山でもあまり高山病にならないのはおよそ明らかなのですが、なかなかそういう人は いない。前回高山病で敗退している人は、今回も高山病にりやすい傾向があるといえる。

僕はここで1つ提案しておきます。小屋で泊まらずに、夜行日帰りで行ってみてはいか がでしょうか。もしくは、山頂の小屋に泊まるという手もあります。山頂までいってし まえば、もうあとは体調が悪くても下るしかない。
もし、再び1泊でいくようであれば、起きた後に小屋の前で十分準備運動をした上で、 歩きはじめるのは目がさめてから1時間以上経過した後の方がいいでしょう。そして、 可能なら朝、小屋でお茶を飲んでからでかけるといい。

ちなみに、僕が連れていった人は、やはり小屋から1時間くらい上がったところで行動 不能になってしまいました。その場でツェルト(=簡易テント)かぶって、コーヒー飲 んで(注:カフェインはあまりよくないが、水分不足も高山病の一因になる為)、1時 間くらい休憩したら動けるようになったので登高。無事山頂に立つことができました。

6000mより高いところでの高度順化は、遺伝的な素質がないとダメだといいますが、 3700m程度であれば、だいたい普通の人はやり方次第で十分登る機会はあるハズで す。高山病はかなり気の持ちようによって出方が違うといいますので、また高山病にな るんじゃないか、と恐れずに、少し作戦を変えて再チャレンジしてもらいたいと思います。

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お鉢めぐり 8月

★慣らしは当日である必要はない

さて、高山病ですけど、高山病対策は、時間をかけて慣らすことが肝要、と申しました。 では、慣らしはいつするか、という問題があります。実は、これは必ずしも登山当日で ある必要はない。

ヒマラヤへ遠征に行く人が、事前に富士山に登って高地に体を慣らしておくことは良く知 られています。登山当日でないと慣れない、ということになりますと、これには何の効果 もないことになってしまいます。

この例に倣うと、前の週の週末(と、できればその前の週)に、およそ2500〜3000m の地点へ行って、少し長い時間留まることで、体が高地に慣れる筈です。

それでは、具体的にはどこへ行けばいいか。

乗鞍岳なら2700m地点まで車(注:バスのこと)でいけます。あとは山頂まで歩いても1時間かからない。

木曽駒が岳なら、2500m近くまでロープウェイで行ける。そこで走ってみてください。結構酸素薄いでしょ。
木曽駒山頂まで歩くのも、富士山に登ろうという人なら危険な場所はないと思います。

あと、女神茶屋〜蓼科山・北横岳あたりだと、2000mから歩いて2500m前後まで登る。

2500m位で効果があるとすれば、富士山の5〜6合目、宝永山や小富士、お中道でもいい。

・・・それでは、富士山でそこまでする必要があるか?といわれると、僕は否定派です。富士山に 登るのにヤクで荷揚げしてベースキャンプを建設する人がいないのと同じで、高度順化してまで挑 むのは少々大袈裟に過ぎるような気がします。ただ、1度高山病で失敗していて、今度はどうして も山頂までいきたい、という人は、チャレンジしてみる価値はあると思います。

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カラマツの紅葉 坪庭付近 10末

★高山病を抑えるクスリ

世の中には、高山病を抑えるクスリ、というものが存在します。いや、もともとは高山 病のための薬ではなく、別の病気のための薬なのですが、ダイアモックスといいます。 ヒマラヤなどの高所登山では普通に使われる薬ですが、僕は富士山には否定派です。富 士山は薬に頼らないといけないほど高い場所ではありませんし、そもそもドーピング自 体どうなのよ、という話もあります。
5000mくらいの高地トレッキングとか、もっと高い高所登山では普通に使われてい る薬ですから、1度2度飲んで体に害があるということはないと思いますが、僕はでき れば富士登山される方には、このことは知らないでおいたことにしてほしい。
ちなみに、ダイアモックスは医師の処方箋がないと購入できません。病院いって、高所 登山のため(って、富士山が高所というのもナンだがものは言いようだ)って言えば処 方してくれると思います。
再度言いますが、富士登山に臨むのに、ダイアモックスまで持ち出す人は年に何人もい ないはずです。みんなクスリなしで普通に登ってます。何度も高山病で敗退を繰り返し て何をやってもダメというのであれば検討の価値もありますが、1度敗退したとか、ま して今度がはじめての富士登山、とかで安易に処方薬に頼るようなことは避けてください。

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いよいよ山頂に到着です 6月中旬

(2015.5.8 7:10)(by script)

(2015.5.8 9:2)(by script)




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