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地図・コンパス

必要度 ★★★
あらゆる山行で持っていく。でも車山くらいなら地図なしでも許す
道具選びの重要性
道具選びよりも、使い方のほうが重要。地形図にするか登山地図にするか位しか選びようがない。
この道具が必要な山行 あらゆる山行で必要だが・・・・
予算 地形図にしても登山地図にしても1000円以下。コンパスも2000円以下程度。

後生大事に地図をザックの中にしまっていたりする人もいますが、遭難を防ぐ手だては、
「迷ってから何をするか」ではなくて、「まず迷わないこと」だと思います。つまり、登山道にいるときから、今どこにいるのか、きちんと把握していないといけない。今どこにいるかわからなくなってから地図を取り出しても遅いのです。
遭難の中でも道迷い、というのは一番悲惨でして、私は道に迷って遭難死した経験がありませんのであくまでも伝聞ですが、道に迷いますと捜索する側はどこを探していいのかわからず、遭難した側はいつまでも死が訪れず苦しみ続けるのです。仮に生還しても、その捜索費用(と、迷惑をかけた人の数)を見て2度びっくり。
で、ガイドブックについている稜線だけ書かれた概念図だけ持って登山をされる人もおりますが、それで実際に遭難しちゃった人もおります。読めるか読めないかは別にしても、最低限山に入るときはちゃんとした地図を持っていくのが、登山家のマナーかと思います。

(登山地図か、地形図か)

一般的に登山用として使われる地図、というのは、昭文社であるとかヤマケイであるとかの発行している「登山地図」と、国土地理院が発行しております「地形図」があります。

すこし本格的に山をやっている人にいわせると、「登山地図は使い物にならない。地形図をもつべきだ」と主張する人もおります。ですが、僕は何がなんでも「地形図を持つべき」という意見には、僕はNoと思います。無雪期で道もはっきりしている山であれば、僕は登山地図で登山をされても構わないと思います。ただ、その使い方が問題で、山というのは赤丸と赤線と、そこにかかれた○○分、という数字でできあがっているわけではありません。ここにばかり注視しているのは、要するに「地図」を持っているのに「概念図」としてしか使えていないのと同じことと思います。
よく、地形図は難しいと言ういいかたをする人がいると思いますが、基本的に登山地図も地形図も地図の見方はまったく同じ。難しいのは地形図ではなくて、地図を読むことでして、登山地図を持っていると地図読みをしなくていいかのような錯覚に陥ってしまうんですね。
登山地図の問題点というのは縮尺が小さいのでどうしても細かい地形の機微が省略されてしまいがちです。沢とか尾根とかの大きさは地図からイメージするものなので、縮尺が変わるとその感覚も違ってきてしまいます。
そういう意味でいうと、今後本格的に登山にとりくんでいこう、という人は、はじめから地形図になれておくのがいいと思います。

(登山地図)

よく使われている登山地図。主だった山域はほとんどカバーされているが、マイナーな山域はカバーされていないので、そういった場合は地形図を使うことになる

コースタイム(あくまで参考)や、主要な問い合わせ先が書いてあったりするため非常に便利。山小屋やトイレ、テント場の位置も記入されているが、駐車場に関しては、はっきりいって役に立たない。Pマークのあるところに駐車場がなかったり、ないところにあったりするのは、ざらだ。

コースタイムはあくまで参考。ただ、その山が日帰りで登れるのか、1泊2日かかるのか、もしくは目的の小屋までその日のうちにいけるのかいけないのかなど、時間にかかわる判断をするにあたっては、このコースタイムは非常に心強い味方になる。尤も、コースタイム自体が間違っている(というか、異様に短い)こともあるので注意が必要。

余程距離が長い場所や急な場所は別ですが、およそ1時間に標高差で300〜400m登るのが標準です。下りはその4分の3。300〜400m下るのに45分程度です。

登山地図は、多少の雨にぬらしても平気だというのも見逃せません。もちろん、ケース、というか、カバーの方は持っていく必要はありません。冊子は状況により持参すればよいでしょう。僕は重いので冊子は置いていく派です。

(地形図)

2万5千分の1の地形図。日本の(ほぼ)全域をカバーしているので、地形図の存在しない山はないかと思います。

登山用に書かれたものではないので枚数がかさむ、雨に弱い、などといった弱点は持っているが、曲がったコーナーの数(笑)からでも今いる場所が特定できるほど細かく書かれている。それは冗談ですが、

一般ルートを、足を使って歩くだけなら登山地図でもOKと思いますが、2万5千図の方が地形の機微がわかりやすいし、より深い山の理解のためには2万5千図の方が必要と思います。
沢登りややぶこぎでは2万5千図以外考えられません。

色分けされていないので、初心者にはとっつきにくいかとは思われがちですが、別にそんなことはありません。心配なら両方併用すれば良いだろう。
写真

(観光用地図)

写真 登山地図に似ているが、観光用の地図。現地でこのような地図を手に入れたりすることは、(可能な限り)慎まなければならない。地図にひかれたルートが誤っていたため、ルートファインディングに失敗。1時間のタイムロスをしてしまったのだ。そのとき、「地図が間違っているのでは?」という考えが頭をよぎらなければ、確実に遭難していただろう。
初心者なら、こんなもので登山をしてはならない。

(組み合わせて使う・・・)

登山地図と地形図を組み合わせて使う、という手法もあり、僕も多用しています。地形を読むには地形図の方が便利なことが多いのですが、ただ、登山地図に書かれている情報も欲しい。いくら標高差と距離がわかっても、実際に歩いてみないとその場がガレているのかガシガシいけるのかなんかわかりません。コースタイムであるとか、もしくはタクシーの電話番号であるとか、こういう情報は地形図には書かれていませんから、両方の長所を使いたい。となれば、両方持っていけばいいんです。メンバーが複数ならAさんが登山地図を持ったら、Bさんが地形図を持つ、という具合にすればいいでしょう。単独ならなくしたときの予備として登山地図を持つといいと思います。あくまでも通常使用するのは登山地図ではなく地形図です。
たとえば、尾瀬なんかだと、鳩待峠から大清水まで全部地形図でそろえると4枚必要なんですけど、木道歩くのに地形図は必要ないから、ひうち岳と至仏山だけ用意して、あとは登山地図で済ませればちょっと安いです。

(地形図の入手)

どうしても地形図は入手できる場所が限られてしまいます。たとえば僕のところですとイシイスポーツあたりまで行かないと手に入りませんが、枚数がまとまれば通販で手に入れるのが簡便と思います。
http://www.jmc.or.jp/

ちなみに、僕はほとんど電子国土のプリントアウトで済ませるようにしています。
具体的な方法としては、カシミール3D ( http://www.kashmir3d.com )をインストールしていただきまして、ファイル→地図をひらく、から「電子国土9000」あたりをひらいて、あとは編集→選択範囲を決める、で選択範囲を決めます。ファイル→印刷、で選択範囲を印刷、というのを選べば紙になって出てきます

(読図法)

読図については僕も「技術」のほうですこしだけ書きましたが、読図ができるようになりたければ、僕なんかがちまちまと解説してる文章なんか読んでないで、 とにかくこの本を買って、1年間この本に従って地図を見続けることです。はっきりいって、バイブルです。

 2万5千分の1地図の読み方 平塚晶人

 小学館 1600円
 ISBN4−09−366111−1

(コンパス)

コンパスは基本的に安いものでも正確な方向をさしますが、 こと読図用途に使うには、シルバタイプのオリエンテーリングコンパスを選ばれるのがおすすめです。大きさは、僕はあまり大きくないものを使っています。

(高度計)

しっかりした読図ができるようになってから、僕は基本的に高度計を使うことがなくなりました。高度計より自分の地図読みのほうが正確な標高が出せる場合が多くなったからです。
高度計をご存知ない方はいないと思うのですが、気圧を利用して高度を知るアイテムです。正確な高度を知るには常に補正をかけなければなりませんが、目標物が少ないのっぺりしたルートや、周囲の見通しがきかない状況では強力無比な武器になります。ただ、ある程度誤差が出るのは仕方がないところ。プラスマイナス20mですと、上と下では40mも違いますが、40mの誤差というのは精密な読図においては、まったく信用できない数値になってしまいます。
あくまでも高度計は読図の補助のための道具、と考えてください。

(時計)

普通、時計(腕時計の類)は忘れることはないと思いますが、時計は防水仕様のもので、あまり華奢でないものを持っていくのがよろしいかと思います。高度計や方位磁針がついたものならなお良いでしょう。建物の中にいるわけではありませんので、腕が濡れることはある程度想定しておいた方がよいと思います。そのときに、日常生活防水程度の高級腕時計をしていたりすると、雨滴やどこかにぶつけたりして壊してしまうことが、幸いにして私は経験がありませんが、十分考えられるかと思います。
時間というものは、登山口へ入ったところから猛烈な速度で進んでいきます。常時時間に注意し、何時までにどこの場所を通過できない場合にはピークまで行けなくとも下山する(もしくは予定を変更して手前の小屋で泊まる)などとすべきで、下山にかかろうと思って時計をみたら日没真近だった、などというのでは山行に対する心構えとしては問題ありということになろうかと思います。逆に、予定より1時間程度遅れているから、ということで頑張ったりするのは思わぬ怪我のもとですから、あくまでも予定は予定として臨機応変に行きたいものです。また、1時間程度の遅れは当然に出るものですから、時間的余裕をみてスケジュールを立てるべきであることは言うまでもありません。

写真
こんな具合に整理して管理しています。

(2015.5.7 14:1)(by script)




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