サイトマップ | 更新停止のご案内 | このサイトについて

   

あなたの登山


あなたの登山から、百名山をさしひいて残ったものがどれだけあるかで、僕はあなたの登山というものの価値を評価する。

百名山は一般教養。関東界隈でベテラン風を吹かせている広域で登山をしている人は、たいてい40や50は登っているものだ。知ってて登っていてむしろ当たり前だし、誰しもが登る山に改めて誰もが登る方法で登ったところでそれ以上の価値を見出すことは難しい。

登山とは体力のスポーツではなく、頭脳のスポーツである。発想に意外性のある登山は評価されるべきだし、発想に何の意外性もない登山は卑下されるべきだ。だから僕、某田中陽希をして、くだらないねえ、せめて百名山でやめときゃよかったのに、って言うの。

もちろん、誰かに評価されるために山に登るわけではないという意見は傾聴に値するだろう。だったら、黙っていればいいのである。黙って登り、語らずに墓場までその事実を持っていけばいい。だけれども、語ってくれる。それも、誰もが知ってるつまらんことを雄弁に語ってくれる。浅学的な登山をする者に限って、百名山を制覇したい。現在〇〇座と、壊れたテープレコーダーのごとく同じ言葉を発してくれて、それも30とか40とか箸にも棒にもかからない数字だ。そして次に来るのが、どこそこの山小屋のメシがうまいとかまずいとかね、いや、僕あんま山小屋使わないから知らないこともあるよ。だけど、そんなことには興味ないんだよ。

語られたら、なんかリアクションしなければならない。そのときに、心底感動できる言葉と、百名山を制覇したい(現在30座)みたいな誰もが語れる薄っぺらい言葉とで、同じようなリアクションをするようになったら、正直心配しないといけないと思う。

(2017.4.21)




更新)


mixiチェック

mailto:mailaddress

tozan.net - http://tozan.net