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私選富嶽十二景

山旅MLの方に投げた文章と同一ですが・・・
この文章だけですとちょっと文意が通じないと思いますが、

大月市選定秀麗富嶽十二景というリスト
http://tozan.net/shiryou/fugaku.html
http://tozan.net/fuji/seasonoff/fugaku12.html
http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/fu12/index.htm

がありまして、こちらの方に登っている人が何人かおります。僕も
実はこのリストを大いに参考にしながら山選びをしていた時期もあ
るので、完登まではいきませんがリーチがかかっている状態です

で、この話が当方のMLの方で今流れておりまして、そこから派生した話題です。


尚、もし興味がある山があれば、
どの程度の技量が必要なのか、どういった行程でどういった装備が必要なのか、
といったことは、ふじさんML宛までお問い合わせください


私選富嶽十二景

 1.三つ峠
    富士山が最も美しく見えるところと言われている三つ峠は葛飾北斎の
    「凱風快晴」が描かれた地、とも言われている。
 2.雲取山
    雲取から富士山を眺めるという行為は、実に楽しい行為である。明る
    く開けた尾根。少し疲れて足にきてはいてもその疲れを忘れさせてく
    れ、山頂の避難小屋に入った後少し奢ったお酒を片手に、いつまでも
    その姿を楽しむことができる。日中の明るい富士からだんだんと日が
    傾き色いてゆく姿をつまみに、同宿の人々と語らう楽しみ。遠くもな
    く近くもなく、ほどよい距離を持ったその姿は変に気張らずにいつま
    でもつきあっていけるのではないだろうか。
 3.破魔射場丸
    ハマイバへ向かう稜線で富士山に出会ったのは正月山行の3日目であっ
    た。湯ノ沢峠に泊まり翌日南を目指す。天気は少し下り坂の予報であっ
    たがこの日も空は高く、少し苦しい大蔵高丸への登りをこなした後の
    稜線の姿。まだ雪はつかず、枯れ落ちた草。寂寥感ではなく、草原歩
    きの楽しさがそこにはあった。そして、小高い丘ごしに見える白い山肌。
    朝の光が輝く下草に映えるそれは、過去に見たどんな富士山よりも美
    しかった。
 4.竜ヶ岳
    少しばかり俗的ではあるが、竜ヶ岳からの初日の出は必見である。刈
    り払われた新しい登山道に立つ。寒さに震えて日の出を待ち、あたり
    ははっきり明るくなる。やがて強風で雪煙の舞う富士山の山頂そこか
    ら太陽は上がり、長く待ちわびたそのダイナミックな光景を胸に下山
    するのだ。これを感動と言わずして何を感動と言うのだろう。
    そして、この素晴らしい光景を胸に新しい1年を送るのだ。
 5.小河内岳
    南アルプスの縦走路で、ここほど富士山が美しく見えるところはない
    だろう。三伏から天狗岳に登ると、南面にあまりにも美しい丘。この
    世の楽園ではないかと思われるような場所。天国へのトレイルを辿っ
    てたどり着いたその場所は写真家の聖地でもあり、富士山を見るため
    に作られた場所ではないかとさえ思えるほどだ。
 6.鉄砲木ノ頭
    登頂は夕方であった。黄色に染まるススキの原。開けた山頂からは山
    中湖が一望でき、下界の喧騒をよそに1人でそこに座っていた。大き
    く開けたその場所。下界が見えるだけにより静寂を強く思う。
    初冬の少し淋しく乾いた風が吹き抜け、寒さと寂しさを覚える。オレ
    ンジ色の光が眼下の湖をきらめかせ、そしてやや左手には夕化粧をし
    た富士山。今まさに日が沈もうとする感動のドラマを、このたった
    20分ばかり登った展望台で一人じめしている。
 7.恋人岬
    桜の季節に海越しに見える富士山。暖かく、やわらかい日差しと潮
    風。およそ山には相応しくない場所から見る青い空とのコントラスト。
    それは長い冬を抜け出したという喜びを伝えるものである。少し汗
    ばむ陽気に、またあの熱い夏に思いを馳せるのである。
 8.金時山
    箱根の一角にあるちょっとした山ではあるが、富士山と正対する一
    等地である。ここからは間に山が入らず裾まで見えるのでその雄大
    さを心行くまで堪能できる。1時間半ばかり汗を流し、ゆったりと
    した昼下がりを富士山とともに過ごすことこそ相応しい。
    金太郎の伝説や神社や金時娘や、ほかにも色々あるが、そんなこと
    はどうでも良いではないか。小さなことにこだわる必要はない。た
    だ目の前に見えた大きな山を楽しみさえすればいい。
 9.真富士山
    山名にも富士の名を抱いたこの山は、登頂するまで展望は半信半疑
    だった。寧ろ薄暗い斜面から形のよい稜線へ上がり、そして山頂で
    迎えてくれる富士山の美しいこと。朝霧高原の広い裾まで望める日
    に登ることが重要なのだ。まことの富士山の名前に恥じない展望は
    約束されよう。
 10.悪沢岳
    南ア全山の核心部で立ち寄った中岳避難小屋から1時間。日の出に
    間に合うように着いた悪沢岳から見る静かに佇む富士。やがてそこ
    に日が上がり、うっすらと紫色に黄色に色づいてくる。左からの尾
    根、右からの尾根。そして、雲海の上に出た富士の頭。
    しばし息を呑む、どこまでも静かな瞬間。
 11.大台ケ原
    富士山を望むことができるほぼ最遠の地である大台が原。ここから
    富士山が望める機会は少ないが、それゆえに朝焼けの中伊勢湾ごし
    に見える富士山が見えたときは感動であろう。しかも、それが1度
    目の山行であったとしたならどうだろうか。
 12.宝永山
    端正な姿には見えないが、ここから見る富士山は実に高く、また荒々
    しい山に見える。富士山の意外な一面。灯台もと暗しといったとこ
    ろであろうか。見る山だとは言うが、ここへ行って上を見てみれば、
    きっと登高欲が出てくるのではないかと思う。富士山は日本一の山
    なのである。

(2015.5.7 13:12)(by script)




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