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軽量化とバーナー

山ヤにとって、重量というのは、極めて重要なファクターです。それが 僕等の歳ならともかくとして、年をとるに従って、その深刻さもまた大きく なってくることだと思います。

しかしながら、P−111を見たとき、僕は少し考えこんでしまいました。

バーナーは、以前は共同装備でした。4〜5人で1個持つ装備であり、即ち 大火力と大鍋がかけられるだけの大きさが要求されていたのです。しかし、 最新の登山技術では、バーナーは個人装備となっています。1.4L程度の お湯が沸かせるだけの火力=3000kcal程度のパワーで、100g内 外のバーナーを、2人ないしは1人に1つ、という具合になりつつあります。

勿論、装備の軽量化というのは実に有難いもので、それはバーナーとて例外 ではありません。僕自身決して安くないEX−ULT−2という85gのチ タンバーナーを使っています。

しかし、僕はこれを買うときに、別のバーナーと比較検討しています。 それは、スノーピーク「地・チタン」というバーナーで、こちらは重量74g。 そうです。重く、なおかつ高いほうを選んだのです。それは何故かと申しま すと、地・チタンの場合、ゴトクが華奢といいますかあまり大きくないので、 1.4Lクラスの鍋を載せて安定させるのは、僕は無理だと思ったからです。

「EX−ULT−2」なら、2人で1つでも対応できます。 「地・チタン」ではおそらく2人は辛い。 2人になった場合、重量は74×2>85×1、です。

P−111は、本体重量60gという軽量さがウリ。しかしながら、わず か25gを軽くするためにあらゆるものを切り捨てている、と僕は感じま した。
1600kcalの出力。シエラカップしか載せられないゴトク。
一体どんな人が買って、どんな使われ方をするのだろう。 これを買って、満足するのかなあ。

25gは、バンダナ1枚の重さ。もしくは、フィルム1本の重さです。 読者の財布の中に入っている小銭だって25gよりは重いでしょう。 決して小さくない機能の犠牲にしても25gが必要だという人は、110 缶より150gも重い230缶を使うものなのでしょうか。

軽くすることは重要ですが、バランスを無視した軽量化をしても意味が ありません。軽い装備にしてみる前に、自分の装備を見返してみてはい かがでしょう。全部行動食にすれば、バーナーも要らないのです。


(2015.5.7 13:11)(by script)




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