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テント

ご来訪ありがとうございます。

当方のような場末のサイトへおいでくださる方は、やはり縦の登山よりも 横の山歩きをされている方が多いと思います。ということで、当サイトの 読者はおそらく僕のような年代の方よりも、ずっと世代的には上の方が多 いのではないかと思います。然るに、生意気な−と思われている方もいる ようですが、僕自身は年齢には目をつぶっています。必ずしも中高年の方 を対象に文章を書いているわけではないですし、むしろ僕の想定読者は、 今後増えてくるであろう、若くてこれから山をはじめようとする人たちで す。とはいえ、現状において中高年の方が登山のマジョリティであること は否定する気もありませんし、加齢による体力の差はあっても登山の技術 は普遍的だと信じています。まだ登山に造詣のあまりない人が、僕のサイ トで山の技術なり魅力なりの一端をつかんでもらえることが、僕にとって は一番の価値だったかな、と思っています。

さて、今回は、テントについて書いてみたいと思います。何故年齢の話 をしたかと申しますと、世代によってテントに関しては、全然考えが違うん ですね。重いとか・・・

さて、天泊で持たないといけないものを考えてみます。
まず、テント。夏用なら今は1.4〜1.6kg位のものが1人用軽量テ ントの標準ラインになっています。2人なら+200g程度。
次に、シュラフ。夏用の羽毛で軽いものなら700g内外です。あとはテ ントマットが、軽ければ200g・・・
水や火器の類はおそらく小屋泊でも持つでしょう。シュラフカバーとツェ ルトを持たなくていいことを考えますと、2kg〜3kg、というのが、 天泊で増える重量、ということになります。この重量であの、山との一体 感が味わえる、としたら、いかがでしょうか。

さて、今回するのは、天泊の話ではなく、テントの話です。年季が浅 いといってもそれなりに天泊を経験しました。無雪期の長期、春の強風、 大雨、厳冬期、もちろん快晴の一夜も・・・そんな中から、テントにまつ わる話をしようと思います。

僕は朝から雨だったことはないのですが、雨の中で設営したことはあります。 思うに、雨の日の設営は時間との勝負。とにかくフライを広げてしまって、 フライの下にもぐってインナーを広げる。従って、フライとインナーは別々 のスタッフバッグがいいですね。僕のは1つのスタッフバッグなので、横の 長さも割と制約があります(60L以上の幅がないとキツい)し、この時は 設営の後テント内の水を拭いて外に出す作業。かなり辛い思いをした記憶が あります。同じ理由から、スリーブが片方縫い付けてあって、ポールを通す と反対側で支えなくても設営できるようになっているテントは実に便利では ないかなあ、と思います。当方のテントはあっちへ行ったりこっちへ行った りしなければならないのです。

前室が必要かどうか、は、ずいぶん盛んに議論されていますが、僕に関 する限り、やはり前室がないのは辛い、といいきってしまっていいと思いま す。前室がなければ雨の日は登山靴までテント内に入れなければいけないし、 テントから出入りするたびにインナーに雨が吹き込んでしまう。もし暴風雨 の中でトイレに行きたくなったら相当辛いと思います。雨具を脱ぐにしても、 前室でできるのとテント内でやらないといけないのとでは、テント内にもち こむ水の量が全然違いますからね。テントの濡れは我慢するにしても、その 水をシュラフや靴下が吸ってしまうことを考えるとどうでしょうか。僕は、 夏場シングルウォールを使うには、相当な覚悟が必要だと思います。ゆえに ほとんどの人が後からフライを追加しているわけで・・・ゴア製テントは、 フライも含めた重量で考えないといけない。むしろゴア製テントは結露しに くいことから、みぞれや雪といった天気に強い冬向きだと考えた方が賢明で はないかと僕は思います。

あまりテント内で調理をしたことはありませんが、三季の場合、ほとんど テント内で調理する必要性はないと思います。冬はさすがにつらいですが、 夏なら大抵の場合外で調理できますし、雨が降っていれば前室で調理できる。 そういった意味で、三季用のテントの場合、十分な前室の広さが欲しい。少 なくとも火をつけようとしたらフライが燃え出した、は避けられる広さ。三 季ならあまりベンチレータは重要ではないと僕は思います。多少暴風雨でも インナーは開け放して、フライだけ閉めておけば結構空気は出入りします。

網戸については、ほぼ100%といっていい位使うことはないでしょう。 夏場1000m級の稜線にテントを張るのなら別ですが、アルプス巡り中に ハエや蚊が出たことは、僕は経験がありませんし、そもそも山の上はそんな に暖かくなかったりします。そのへんは好き好きですけど、僕は網戸は要ら ない。その分軽いほうがありがたいですね。

今使用しているテントは上側をポールで広げて、壁が垂直に立ち上がるようになっ ています。その分居住性はいいのですが、実際には山岳テントにそんな居住 性は必要なく、今はセンターのポールを山へ持っていくこと自体がほとんど ありません。当初喜んで使った小物入れも最近ではあまり使っていません。 結局いえるのは、テントはシンプルなもので十分だということ。無雪期なら ポールが折れるほどの風に見舞われることも少ないでしょうし、やはり軽量 なものが良く、軽量なもので十分かな、と思います。物干しロープが結び付 けられるだけのループがついていれば、あとの機能はほとんど使うことがない のでしょう。

今使用しているのは、シエラデザインのハーフムーンIIプラス、とい うテントです。購入は3年前で当時としては最も軽いテントの1つでし た。2.6kgは今となっては最も重いテントの1つです。サイズは2人用です。

僕も今年は一人者なので、テントどうしようかなあ、と思っています。 さすがに1人で2人用2.6kgは、無駄に重いような気がします。ゴアラ イトは冬用としては持っているのですが、長期なのでフライなし、というの は考えられない。ゴアライトにフライを追加すると、1.8kgで△800g。 1.1万円の追加出費だけどレンズ1本とビール1缶分の重さだなあ。 ゴアって繊細な素材だから夏山では使いたくないなあ。紫外線で結構痛みま すし、鼻の脂で透湿性が落ちるくらい繊細なのだそうです。

ヨーレイカなら1.6kgで△1000g。1.8万円だけど3000m の稜線の風に負けないで頑張ってくれるのかなあ。

ダンロップVL−1だと1.4kg近いから△1200g。3万円程度 の出費。ちょっと3万はキツい。

問題は今のテントも3シーズン目、18回ばかりしか使ってなくて 全然買い換えるような状況にないんだよなあ。かといって1人で2.6 キロのテント背負っての5〜6泊は、僕の場合女性並の体重で、しかも 荷物にカメラがつくので、できれば軽くしたい・・・

といったところで、かなり真剣にテントの買い替えを考えています。 メーリングリストが盛んになれば、きっと2人3人で出かけることは多く なってくるでしょう。そうなったら人数に合わせて使い分ければいいな、 と思っています。

山の道具選びはなかなかうまくいかないものです。

それにしてもつぎは一体どんなテントになることやら・・・


(2015.5.7 13:12)(by script)




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