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遭難のあたり年


関東近県は大丈夫みたいですよ。北面はダメでしょうね。天気悪いですけど、 今年は正月もGWも天気良かったじゃないですか。って僕は今年の正月は新 潟で仕事してたので関東の状況はわからないんですけど、来年の正月は遭難 の当たり年になるのかなあ、という気もします。
昨年末押し迫った頃、僕が某MLに投げたメッセージです。

後から何とでも言う事はできます。ただ、二ツ玉低気圧が典型的な遭難の気 圧配置であることは、僕が今更言うまでもなく冬山の常識です。

そして、現実に、遭難の大当たり年になりました。平蔵助谷(くらのすけだ に)で雪崩に巻き込まれ死亡した25歳というのは、僕よりも若い年です。

確かにあの周辺の谷筋は、冬も登山ルートになっています。が、降雪中の谷 筋を下る、というのは、冬は山をやらない僕にも、にわかには信じがたい行 為です。
あの山域に入るには、7日以上の予備日が富山県登山条例で義務づけられて います。谷筋を下ってエスケープするにしても、雪が安定するまで待てなかっ たのでしょうか。低気圧の通過中に何故行動したのでしょうか。

末期医療にはQOL(Quality of life=命の質)という言葉がありまして、 生き長らえることと、どう生きるか、というのが天秤にかけられる時代になっ ています。もとより、全生涯を通じて、どう生きるか、というのは、真剣に 考えられなければならない問題です。生命を賭けて危険な冬山をやることも、 危険でない冬山をやることも、陽だまりハイキングを楽しむのも、こたつに 入っているのも、その人の人生にとって何がQOLであるか、という問題を 抜きには語れないわけで、一概に危険だから、という言い方はできません。
しかしながら、二ツ玉低気圧の接近中に谷筋で巻き込まれた雪崩。彼等は、 その人の人生の質とは無関係に、ただ単に無駄に死んだような気がしてなりません。

この雪崩に巻き込まれた1人は28歳でした。これ以上若い人の墓標は作っ てはいけない。もうこれ以上死んではいけないのです。

僕は今年27歳になります。多分僕は交通事故で死にますが、交通事故より は山で死にたいものです。そう思わせる所が、山の怖さです。

(2001.01.09)

(2015.5.7 13:11)(by script)




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